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フォルシアクラリオン、事業用自動車向け6chドライブレコーダー・デジタルタコグラフ通信型一体機2モデル
2021年6月1日 15:09
- 2021年7月より順次発売
- オープンプライス
運転診断と映像解析で運行管理をサポート
フォルシアの事業部門フォルシアクラリオン・エレクトロニクスは、事業用自動車向け6chドライブレコーダー・デジタルタコグラフ通信型一体機「CF-6000A」「CF-6000L」の2モデルを7月より順次発売する。価格はオープンプライス。
この事業用自動車向け6chドライブレコーダー・デジタルタコグラフ通信型一体機は、運転診断と映像解析により効率的な運転指導を実現し、事故ゼロ目標をサポートする製品。複数チャンネルドライブレコーダーとしての機能を有する2つのモデルは、動態管理などの位置情報サービスをはじめ、多彩な機能をラインアップするクラリオン独自のクラウド活用車両管理システム「SAFE-DR」に加え、「運転診断サービス」を利用可能とした。法定三要素の基本データを記録する「乗務日報」、法令に準拠した乗務などの項目を記録する「運輸日報」の自動生成により、運行管理者やドライバーの業務効率向上を支援。また、クラウドサービスの利用で、ドライバーの交代時にSDカードの抜き差しが不要となり、複数の車両を効率的に一元管理できるようになっている。
ドライブレコーダー用のカメラは、フルHD対応高画質200万画素カメラをはじめ、HDクラスのカメラ、アナログカメラを含め最大6台接続できるほか、長時間録画を目的とする際は画質を下げ、詳細な記録をしたいときにはカメラの数を増やしたり画質を上げたりと、目的や用途に適するカメラの組み合わせでシステム構築できる点が特徴となる。接続カメラは2020年夏に発売したHDカメラ「CR-8600A」をはじめ、既存のクラリオン製アナログカメラなどにも対応。車両前方後方、車内ドライバーや客室、トラックの庫内などをクリアな画質で録画できる。
運送事業者における人員不足は深刻で、運行管理の手段は1つの大きな課題となっているのと同時に、運行中の車両やドライバーの状況を正確に把握し、事故を未然に防ぐ先進的な取り組みが社会的に求められている。そこでフォルシアクラリオン・エレクトロニクスは、クラウド上に蓄積する運行データを分析・活用することで、ユーザーの課題解決に安全安心面から貢献するとしている。
名称 | 型名 | 価格 | 発売日 |
---|---|---|---|
6chドライブレコーダー・デジタルタコグラフ通信型一体機(SSD256GB/SD64GB付) | CF-6000A | オープンプライス | 近日発売 |
6chドライブレコーダー・デジタルタコグラフ通信型一体機(SSD/SDなし) | CF-6000L | オープンプライス | 2021年7月 |
製品の主な特徴
・高画質カメラ複数接続可能
フルHD対応高画質200万画素カメラ1台、HDクラスカメラ2台、その他のアナログカメラ3台、あるいは既設のカメラを複数台活用した構成など、最大6台の多様な組み合わせに対応することで、目的や用途に応じシステムが構築可能。
・高精度な運転診断/運転解析を実現「運転診断サービス」
加減点方式によるレーダーチャート表示、右折//左折診断、バック診断など、高精度な運転診断により事故未然防止活動に貢献。また、法定三要素データを表記する「デジタル運行記録計(国土交通省認定)」の日報をはじめ、乗務記録、温度記録(温度管理)運転診断票、指導書などの各帳票を作成可能とし、業務効率化をサポート。
・多彩な機能を利用可能な「SAFE-DR」サービス
オフィスに居ながらPCの管理画面からライブ画像やイベント映像のリアルタイム確認が可能。今回新たに走行履歴機能がアップグレードされ、各種作業(休憩・荷積など)の時間・場所や温度情報を軌跡画面内で確認することができ、運行管理をサポート。危険運転などのイベント情報は高精度な運転診断による判定により画像とともに記録される。
・周辺機器への拡張
作業スイッチボックス、ETC2.0などの周辺機器と連携できるほか、各冷蔵・冷凍システムの温度コントローラーとの接続利用可能。庫内の温度管理も徹底することができる。