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ランボルギーニとレゴ、40万個以上のパーツで「シアン FKP 37」の実物大を製作
2021年6月10日 16:10
- 2021年6月8日(現地時間) 発表
クルマの寸法をmm単位で完璧なまでに再現
ランボルギーニは6月8日(現地時間)、レゴグループとのコラボレーションにより、40万個以上の「レゴ テクニック」を使って「シアン FKP 37」の実物大レプリカを製作したことを発表した。
2020年に発売された1/8スケールの「レゴ テクニック ランボルギーニ シアン FKP 37」に続き、この実物大モデルは限定版のイタリア製スーパースポーツカーをより大きなスケールで再現。このプロジェクトのために特別に作られた20種類を含む154種類のパーツを駆使した2200kgの実物大モデルは、シアン FKP 37のデザインを細部に至るまで具現化し、クルマの寸法をmm単位で完璧に再現されている。
ランボルギーニの会長兼CEOであるステファン・ヴィンケルマン氏は「ランボルギーニは世界中の人々の夢であり、レゴ製品は何百万人もの人々に創造的なインスピレーションを与えています。ランボルギーニとレゴのファンの想像力をかきたてる、このユニークなランボルギーニ・シアンのエディションをコラボレーションできたことを嬉しく思います」と述べている。
総勢15人で8660時間をかけて制作
両社のデザイナー、エンジニア、技術者のコラボレーションによる総勢15人のチームで8660時間におよぶ開発作業と丹念な組み立てが行なわれ、サイズは4980×2101×1133mm(全長×全幅×高さ)で実際のシアンと同じという。
ボディパネルは、ランボルギーニのデザイン言語に不可欠な六角形の形状に敬意を表して、特注の六角形パーツを相互に連結した複雑なファブリックで構成。また、ボロネーゼ語で「閃光」または「稲妻」を意味するシアンの名称は、レゴグループの専門家によってリスペクトされ、レゴ テクニックのパーツだけで作られたライトと、ボディに沿って点滅する滑らかな稲妻を作成。イプシロン型ヘッドライトと六角形のテールライトも再現している。
コックピット内には、ランボルギーニのエンブレムとイタリア国旗をあしらったレゴブロック製のステアリングホイール、ダッシュボード、レーシングシートなど、細部にまでこだわらって作られている。このモデルはレゴグループの大型モデルとしては初めて、ランボルギーニのペイントショップによって、UVカラーコーティングが施されたという。
レゴグループのプロダクト&マーケティング担当上級副社長のレナ・ディクセン氏は「当社のデザイナーはチャレンジ精神が旺盛なので、今回のモデルで通常よりも少し大きな発想を求めたときの彼らの喜びは想像に難くありません。彼らはチェコ共和国のクラドノ工場のモデル生産ワークショップで、この印象的な実物大モデルを製作している素晴らしいデザイナーやエンジニアとチームを組み、レゴ テクニックでできることの限界に挑戦するチャンスに飛びつきました。このシステムが可能にする創造性により、ランボルギーニ・シアンFKP37の卓越したデザインを忠実に再現することができました」と述べている。
なお、レゴ テクニックの「スペシャルサイト」では、このモデルを実現したランボルギーニとレゴグループのデザイナーの話を聞くことができるほか、実物大シアン FKP 37の運転席からの景色などを見ることができる。