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トヨタ、投資ファンドWoven Capitalから米Ridecellへ出資 AAAのカーシェアサービス「Gig Car Share」などプラットフォーム提供
2021年6月18日 07:00
- 2021年6月17日 発表
トヨタ自動車のグローバル投資ファンド、Woven Capital(ウーブン・キャピタル)は6月17日、フリート事業へプラットフォームを提供する、米国のRidecell(Ridecell, Inc.)に出資を行なったと発表した。
Ridecellは、米国AAA(American Automobile Association)のカーシェアサービス「Gig Car Share」など、米国・欧州のさまざまなフリート事業へIoTによるオートメーションやモビリティプラットフォームを提供する企業。同社のサービスを利用することで、フリート事業におけるデジタル・トランスフォメーションを推進して、シェアードサービス、社用車、レンタカー、物流車両の効率を改善するという。
今回のWoven Capitalによる投資に加えて、Woven Planet GroupとしてRidecellと今後モビリティ・サービスの分野にて、協業の機会を検討していくとしている。
Woven Capital プリンシパル 加藤道子氏は「Ridecellは、フリートのコネクティビティ及びワークフローの自動化を拡大し、モビリティ業界における重要なデジタル・トランスフォメーションを加速させる役割を担っています。Ridecellへの投資を通じて今後パートナーシップを検討できることを嬉しく思います。Woven Capitalは、今後も安心・安全、効率的かつシームレスなモビリティを可能とする革新的なテクノロジーに重点を置いた投資を行ってまいります」とコメント。
Ridecell 創業者・CEO アージャブ・トリヴェディ氏は「Woven Capitalの投資は、Ridecellが新市場に拡大していく上で、戦略的に重要なものと考えています。オートメーションとデジタルなフリートコントロールを用いたRidecellのイノベーションを活用し、安全で安心なモビリティに向けてWoven Planet Groupと緊密に連携していけることを楽しみにしています」とコメントしている。