ニュース

ビーウィズ、「アンプ一体型サウンドプロセッサー」がシトロエン「ベルランゴ」とプジョー「リフター」の純正アクセサリーに採用

2021年6月18日 発表

今回納入が決まったシトロエン ベルランゴ、プジョー リフター専用設計のアンプ一体型サウンドプロセッサー「BEWITH Platinum Voice DSPプロセシングアンプ」(※画像はプロトタイプ)

音質を向上させるサウンドプロセッサーが純正アクセサリーとして採用

 ビーウィズは6月18日、シトロエン「ベルランゴ」およびプジョー「リフター」の純正装着オーディオシステムと接続して再生音を向上させるアンプ一体型サウンドプロセッサー「DSPプロセシングアンプ」をグループPSAジャパンより受注したことを発表した。

 今回受注したのは、BEWITHスピーカー搭載車用の専用チューニングデータを実装した「BEWITHスピーカー専用モデル」と、純正スピーカー搭載車用に専用チューニングデータを実装した「純正スピーカー専用モデル」の計2機種。これらの製品は、すでに発売中の純正交換型プレミアムスピーカーキット「BEWITH Platinum Voice(ビーウィズ プラチナボイス)」に続く純正アクセサリーの新ラインアップとして「BEWITH Platinum Voice DSPプロセシングアンプ」の名称で、6月中旬から全国のシトロエンディーラー、プジョーディーラーにて発売される予定となっている。

シトロエン ベルランゴ、プジョー リフター専用 アンプ一体型サウンドプロセッサー「BEWITH Platinum Voice DSPプロセシングアンプ」概要

DSPプロセシングアンプ本体

 この製品の最大の特徴は、両車の車室内音響特性と2種類の装着スピーカーシステム(BEWITH Platinum Voiceスピーカー、純正スピーカー)に合わせて厳密にチューニングされた調整データを内蔵のサウンドプロセッサー部に実装して、スピーカーと車両が秘めた本来の音響性能を最大限に引き出すことを可能にした点で、これは業界初の画期的な試みという。

 DSPプロセシングアンプ本体は横幅165mm、質量640gの小型軽量設計で、ここに高音質4chデジタルパワーアンプとサウンドプロセッサーを一体化。サウンドプロセッサー部には、最大31か所までの任意の周波数ポイント(20~2万Hzの中から1Hz単位で設定可能)を全チャンネル独立して自在に調整操作できるパラメトリックイコライザー機能や、運転席(ドライバー)から各スピーカーまでの仮想的な距離を10mm単位の分解能で設定可能なタイムアライメント機能など、ハイエンドオーディオ級の緻密な調整パラメーターを装備。

 ここに、実車での計測とヒヤリングテストを繰り返して作成したビーウィズ独自の車種専用・スピーカー専用チューニングデータをインストールすることで、装着スピーカーの性能や車室内音響特性を最大限に活かした、理想的なサウンドの再現を可能とした。

シトロエン ベルランゴ
プジョー リフター

シトロエン ベルランゴ、プジョー リフター専用 アンプ一体型サウンドプロセッサー「BEWITH Platinum Voice DSPプロセシングアンプ」の主な特徴

車種専用・スピーカー専用のオリジナルチューニングデータを実装

 グループPSAジャパン協力のもと、ビーウィズ独自の車室内音響特性測定装置「SIEG(ジーク)」を使用した実車での音響計測と、音響専門家による試聴評価を重ねて完成させた専用のオリジナルチューニングデータを実装。特性のみの改善に囚われることなく高い音楽性と聴き心地のよさを追求し、フラットで自然なサウンドバランスと正確な音像定位、豊かな音場感を実現。

「BEWITHスピーカー専用モデル」と「純正スピーカー専用モデル」を選択可能

 ビーウィズ製スピーカーキット「BEWITH Platinum Voice」(販売店オプション)専用にチューニングされた「BEWITHスピーカー専用モデル」に加えて、純正スピーカー用の「純正スピーカー専用モデル」も用意。スピーカー交換なしでもBEWITHならではのクリアで音楽性豊かなサウンドを楽しめるよう、その特性を最大限に引き出す入念なチューニングが施されている。また、純正スピーカーから「BEWITH Platinum Voice」にアップグレードした場合は、純正スピーカー専用モデルのチューニングデータをBEWITHスピーカー専用モデルに変更できる「プログラム書き換えサービス」も有償で用意している(製品の脱着と預かりが必要)。

デジタルパワーアンプとサウンドプロセッサーをコンパクトなボディに一体化

 高音質4chデジタルパワーアンプとサウンドプロセッサーを横幅165mm、質量640gのコンパクトなボディに一体化。最先端のデジタルオーディオ技術を投入し、高いコストパフォーマンスを追求。特にサウンドプロセッサー部は、チャンネル単位でパラメーターを個別設定可能なパラメトリックイコライザーやタイムアライメント機能など、ハイエンドオーディオ級の高度な調整能力を備えている。

車両側コネクターへのカプラーオン接続による簡単取り付け

 純正オーディオシステムとの接続は、付属のプジョー/シトロエン専用接続ケーブルを使用して車両側コネクターとカプラーオンするだけで完了。ケーブルは車室内の美観を損なわないようフロアカーペットの下を通し、助手席座面下に設置したDSPプロセシングアンプと接続。取り付けに際して車両側の配線加工や改造などは不要で、高音質と引き換えに愛車の価値や実用性を損なうこともない。