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ツインリンクもてぎ、2021年の「MotoGP 日本グランプリ」が開催中止に

2021年6月23日 発表

2019年のMotoGP 日本グランプリの模様

F1日本グランプリと鈴鹿8耐は、引き続き開催に向けた準備を進めていく

 モビリティランドは6月23日、ツインリンクもてぎ(栃木県茂木町)で10月1日~3日に開催を予定していた「2021 FIM MotoGP 世界選手権シリーズ 日本グランプリ」について、開催を中止すると発表した。

 発表によると、今シーズン後半のスケジュールを進める上で10月に開催するMotoGP 日本グランプリは6月中旬の開催判断が必要となり、国内外における移動や滞在などさまざまな状況において現時点では開催を確約できる状態に至らず、プロモーターであるドルナスポーツと協議のうえ、断念せざるを得ない結果に至ったとのこと。「楽しみにされていたファンおよび関係者の皆さまにおかれましては、ご理解くださいますようお願いいたします」と述べられている。

 なお、鈴鹿サーキット(三重県鈴鹿市)で開催予定のF1 Honda日本グランプリ(10月10日決勝)および“コカ・コーラ”鈴鹿8時間耐久ロードレース(11月7日決勝)については、引き続き、開催に向けた準備を進めていくとしている。

ドルナスポーツ社 CEO カルメロ・エスペレータ氏のコメント

 2021 MotoGPシリーズの後半のスケジュールを決定するために、MotoGPの大会運営および輸送を調整する上で6月を期限として判断しなければなりませんでした。このことでモビリティランドも日本グランプリの開催の可能性についての確証が必要となりました。しかしながら、現時点の状況において確証はできずわれわれも大変悲しいことではありますが、2022年にモテギに戻るという決断をしました。最高峰クラスに日本の3メーカーが参戦するFIM MotoGP世界選手権において、まさにこのスポーツの礎を築いている日本はどれだけ重要な国か分かりません。1992年に開催された現在のMotoGPの元となる第1回目から今日に至るまで素晴らしい日本グランプリ大会を主催してくださっているモビリティランドの皆さまに感謝いたします。

株式会社モビリティランド代表取締役社長 田中薫氏のコメント

 MotoGP日本グランプリについて、今年こそはという思いで開催に向けて準備を進めてまいりましたが、シーズン後半のスケジュールを進める上でこのタイミングでの判断が必要となり、現時点の国内外の移動・滞在に関する状況を考慮すると中止の判断をせざるを得ないという結論に達しました。残念な気持ちでいっぱいですが、ファンの皆さま、関係者の皆さまにおかれましてはご理解くださいますようお願いいたします。