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ホンダ・レーシング、MotoGPクラスの中上貴晶選手と2021年以降の複数年契約に合意
「残りのレースも全力で挑むことでしっかりと結果を残し、来シーズンへの弾みにしたい」
2020年10月22日 17:39
- 2020年10月22日 発表
HRC(ホンダ・レーシング)は10月22日、FIMロードレース世界選手権 MotoGPクラスに「LCR Honda IDEMITSU(エルシーアール・ホンダ・イデミツ)」より参戦している中上貴晶選手と、2021年以降の複数年契約に合意したと発表した。
中上選手は、2012年にMoto2クラスへ初参戦。ホンダが進めてきた世界で活躍するアジア人ライダーを育成する取り組みの一環として、2014年からは「IDEMITSU Honda Team Asia(イデミツ・ホンダ・チーム・アジア)」より参戦。2018年には最高峰クラスであるMotoGPクラスに昇格し、ランキングは20位。2019年にはMotoGPクラスでランキング13位を獲得した。今シーズンは、自己最高位の4位を含めて全戦で10位以内での入賞を果たしており、現在ランキング5位。MotoGPクラスでの初優勝も視野に入れている。
今回の発表について、中上選手は「2021年以降も引き続き『LCR Honda IDEMITSU』から参戦できることをとても嬉しく思っています。今シーズンもHondaの手厚いサポートを受け、自分自身のポテンシャルを引き出すことができ心から感謝しております。残りのレースも全力で挑むことでしっかりと結果を残し、来シーズンへの弾みにしたいと思っています。これからもHondaと共に更なる高みを目指して挑んでいきますので、皆さまのご声援をよろしくお願いいたします」とコメント。
また、HRC 取締役レース運営室長の桒田哲宏氏は「中上貴晶選手と一緒に、来年シーズン以降もMotoGPクラスで戦えることを、大変うれしく思っています。また中上選手の活動を支えてくださっているファンの皆さん、ならびに出光興産株式会社様には、心より感謝申し上げます。今シーズンの中上選手は、全戦で着実にポイントを獲得し、ラインキングも5位につけており、MotoGPクラスでの存在感が大きくなっています。残りのレースを含め、更なる飛躍を期待しています。来シーズンからはアレックス・マルケス選手がチームメイトになりますが、この二人が互いに切磋琢磨することで、これまで以上の良い結果を、チームにもたらすことを期待しています」と述べている。