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MotoGP日本グランプリの魅力を伝えにレイザーラモンRGさんが編集部に来訪!

レイザーラモンRGさん推しのドヴィにエールも

2019年10月18日~20日 開催

レイザーラモンRGさん(中央)とともに、ツインリンクもてぎエンジェルの五十嵐あいるさん(左)、三春和香奈(右)が編集部にやってきた

 ツインリンクもてぎ(栃木県芳賀郡茂木町)で10月18日~20日に開催される「2019 FIM MotoGP 世界選手権シリーズ第16戦 MOTUL 日本グランプリ」。その魅力を伝えるため、バイク芸人が集まるRGツーリングクラブの部長を務めるレイザーラモンRGさんがCar Watch編集部に来訪した。

 今シーズンのMotoGPは、ホンダのマルク・マルケス選手が圧倒的な強さで現在までの14戦中、8勝を挙げ、2位に5回、リタイヤ1回の成績を残している。ポイントランキングでは、2位ドゥカティのアンドレア・ドヴィツィオーゾ選手と98ポイント差でリードしており、10月6日(現地時間)の第15戦タイグランプリで100ポイント以上の差がつくと、4レースを残してマルケスの年間チャンピオンが決定する可能性がある。

 今シーズンのマルケスの強さについてレイザーラモンRGさんに聞いてみると、「僕も(詳しい人に)いっぱい聞いてきました(笑)。とにかく乗り方が異次元、乗り方が異次元過ぎてホンダがマルケスに合わすというか、マルケスの進化についていこうとしている。なのでマルケスはたとえタイ戦でチャンピオンを決めても、もてぎでは次のシーズンのいろんなことを試すんじゃないかと、さっき聞きました(笑)。なぜならホンダのお膝元なんでこのパーツこうしてほしいって言ったらすぐに届くんだそうです」と解説してくれた。

RGツーリングクラブオリジナルのウェアで登場したレイザーラモンRGさん

 そういった解説とは別に、レイザーラモンRGさんは「僕が今思っているのは大型免許を取ってからドゥカティ、KTM、と乗り継いで、とうとう今年の夏にホンダのバイクCB1100を買いまして、やっぱりその熟成具合にちょっと唸ったというのがありますね。毎回パレードでホンダ車に乗って思っていたのですが、エンジンの滑らかさとかウィンカーの位置まで熟成を重ねられていて、そのメーカーが1人のライダーと熟成を重ねているんだなという感覚がありますよね」と独自の見方を語った。

 また、マルケス選手の独走を漫才の世界に例えて「これってやっぱり、漫才とかも一緒でね。ロレンソってよくチームを替えているじゃないですか。そのチーム、そのチームで熟成が足りないがゆえにちょっと勝てなくなっちゃってると思うんですよね。やっぱり1つのチームで、そのスタッフさんを含めてみんなでマルケスに合わせていくっていうのが大事ですよね。これは漫才の話になってしまいますが、お笑い芸人のどぶろっくって、所属している浅井企画の先代社長が下ネタが嫌いで、それで周りの人たちが社長にバレないようにしようと、秘密兵器みたいに大事に大事にされてきたんですよ。社員さんがバレないようにしながら、会社ぐるみで1つのものを作ってきたんです。やっぱりお笑いもバイクもそういうのが大事だなってすごい感じましたね」との考えも話してくれた。

MotoGP日本グランプリで行なわれたイベントに出演したときの思い出を話してくれた

 さて、MotoGP日本グランプリの会場となるツインリンクもてぎではレース以外にも関連イベントが展開される。10月18日と19日(16時~19時)に予定される「MotoGP前夜祭」には、MotoGPライダー全員の参加が決定、Motoステージにおいてトークショーなどが行なわれる。また、毎年恒例となっている、ツインリンクもてぎまでの公道とサーキット内を自分のバイクで走るパレードラン「グランプリロードR123パレード」なども実施される。

 RGツーリングクラブのメンバーとともに「グランプリロードR123パレード」への参加やイベント出演など、レイザーラモンRGさんにとって、MotoGPは毎年恒例のお祭りみたいな存在になっているという。

 レイザーラモンRGさんは「MotoGPの各チームが熟成を重ねているように、われわれRGツーリングクラブも皆さんを喜ばせようとさまざまな経験をし、さまざまな知識を得て臨んでいます。その究極だったのが去年のイベントの中で、ロッシ待ちのお客さんを飽きさせないというミッションがあって、僕らにとっての耐久レースでしたね。“もてぎ20分耐久”みたいな(笑)。僕らもお客さんに鍛えられています」と話すとともに、ここ数年のお客さんの反応についても変化を感じているという。

「前は皆さん“なんだ芸人かよ”と思われていたんですけども、最近はその本気具合い、(チュートリアル)福田は本気でレースを見てますし、われわれも(とろサーモン)村田が本気で怖い思いしてバイクの後ろに乗ってみたり、僕も本当に嫁と喧嘩してまでCB1100を買いましたので、そういうのがお客さんに伝わるようになったんじゃないかなと思います。お金とか関係なく、とにかくバイクが見たい、バイクが好きっていうメンバーが集まってきてるんで、だからみんなと同じ思いでMotoGPを見れてるっていう意味で、お客さんと一緒に成長しているわれわれも見てほしいですね」とMotoGP日本グランプリにかける意気込みを話した。

 最後にレイザーラモンRGさんからMotoGP日本グランプリをアピールするコメントをもらった。「10月中旬のツインリンクもてぎは、栃木にあるあの場所がまるで海外にいるような非日常な世界になります。僕も最初はただバイクが好きで、MotoGPの楽しみ方とかが分からなくて、福田とかいろいろな人に楽しさを教えてもらってMotoGPの面白さが分かってきて、もう毎年の恒例行事になってきてます。MotoGP日本グランプリが、皆さんにとっても毎年恒例の行事になってほしいですね」。

 ちなみに、レイザーラモンRGさん推しの選手はドヴィツィオーゾ選手という。「ドヴィは人気のないときから、出待ちで誰もいないところで写真を撮ってもらったりしていたのですが、それがコツコツやって今やマルケスとバトルできるのもドヴィだけなので、そういった苦労人なところも魅力的で、今はドゥカティオーナーではないですけれどもドヴィにもがんばってほしいですね」とエールを送った。