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【MotoGP 日本グランプリ 2018】マルケスが優勝、3年連続5回目のチャンピオンに
ドヴィツィオーゾはラスト2ラップでまさかの転倒
2018年10月21日 20:28
- 2018年10月20日 予選
- 2018年10月21日 決勝
「2018 FIM MotoGP 世界選手権シリーズ第16戦 MOTUL 日本グランプリ」(以下、MotoGP日本グランプリ)は10月21日、ツインリンクもてぎ(栃木県芳賀郡茂木町)で決勝レースが行なわれ、マルク・マルケス選手(Repsol Honda Team)が優勝。シリーズランキング2位のアンドレア・ドヴィツィオーゾ選手(Ducati Team)とは102ポイント差となり、3戦を残してチャンピオンを決め3連覇を達成した。
MotoGPでは通算43回目の勝利、チャンピオンは5回目。キャリア通算では7回目のタイトル。日本グランプリでMotoGPのタイトル獲得を決めたのは2014年、2016年に続き3回目。25歳での7回目のタイトル獲得は史上最年少での達成となる。
前戦を彷彿とさせるドヴィ&マルケスのバトルは予想外の結末に
ドライコンディションのなかスタートした決勝レースは、ポールポジションのアンドレア・ドヴィツィオーゾ選手(Ducati Team)がホールショットを決め序盤をリード。マルク・マルケス選手(Repsol Honda Team)はオープニングラップで6番手から一気に2番手へとジャンプアップし後を追う。5ラップ目にカル・クラッチロー選手(LCR Honda CASTROL)が間に割って入るなどしつつ、中盤までに上位グループは3台に絞られる。
後半はドヴィツィオーゾ選手、マルケス選手の2人がつばぜり合いを繰り広げながら3位以下を突き放す。
しかし、終盤マルケス選手がドヴィツィオーゾ選手をオーバーテイクすると、ラスト2ラップ、ヘアピンの突っ込みでドヴィツィオーゾ選手が痛恨のスリップダウン。そのままマルケス選手がゴールし、今シーズン8回目の優勝、3年連続のシリーズチャンピオンに輝いた。
2位はカル・クラッチロー選手(LCR Honda CASTROL)、3位はアレックス・リンス選手(Team SUZUKI ECSTAR)。バレンティーノ・ロッシ選手(Movistar Yamaha MotoGP)は惜しくもポディウムに届かなかった。スポット参戦した中須賀克行選手(Yamalube Yamaha Factory Racing)は14位、中上貴晶選手(LCR Honda IDEMITSU)は15位に終わった。
Moto2は、ファビオ・クオータラロ選手(MB Conveyors - Speed Up)が、ランキングトップのフランシスコ・バグナイア選手(SKY Racing Team VR46)を振り切って今シーズン2回目、通算でも2回目の優勝。バグナイア選手はランキングで下位との差を35ポイントに広げ、タイトル獲得に向け前進した。また、唯一出場している日本人の長島哲太選手(IDEMITSU Honda Team Asia)は13位だった。
Moto3は、ポイントランキング2位のマルコ・ベッゼーキ選手(Redox PruestelGP)が優勝。同トップのホルヘ・マルティン選手(Del Conca Gresini Moto3)はリタイアに終わり、その差は1ポイントに迫った。日本人は佐々木歩夢選手(Petronas Sprinta Racing)が、レース終盤まで先頭集団に食らいつく走りを見せ9位に入った。
MotoGPクラス 決勝レース結果(上位10位までと日本人選手)
グリッド ライダー チーム
1:マルク・マルケス選手(Repsol Honda Team)
2:カル・クラッチロー選手(LCR Honda CASTROL)
3:アレックス・リンス選手(Team SUZUKI ECSTAR)
4:バレンティーノ・ロッシ選手(Movistar Yamaha MotoGP)
5:アルバロ・バウティスタ選手(Angel Nieto Team)
6:ヨハン・ザルコ選手(Monster Yamaha Tech 3)
7:マーベリック・ビニャーレス選手(Movistar Yamaha MotoGP)
8:ダニ・ペドロサ選手(Repsol Honda Team)
9:ダニーロ・ペトルッチ選手(Alma Pramac Racing)
10:ハフィス・シャーリン選手(Monster Yamaha Tech 3)
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14:中須賀 克行選手(Yamalube Yamaha Factory Racing)
15:中上貴晶選手(LCR Honda IDEMITSU)