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ケンウッド、“彩速ナビ”「TYPE M」の新ラインアップとして9V型フローティングモデルなど4製品

2021年7月下旬 発売

オープンプライス

9V型フローティングモデルの「MDV-M908HDF」

 JVCケンウッドは、ケンウッドブランドよりAVナビゲーションシステムの新商品として彩速ナビゲーション「MDV-M908HDF」「MDV-M908HDL」「MDV-M808HDW」「MDV-M808HD」の計4モデルを7月下旬から順次発売する。

 価格はオープンプライスで、店頭予想価格は280車種以上への取り付けが可能な9V型フローティングモデルの「MDV-M908HDF」が16万3000円前後、コンソールにフラットに装着できる9V型インダッシュモデルの「MDV-M908HDL」が15万2000円前後。また、7V型200mmワイドモデルの「MDV-M808HDW」および7V型180mmモデルの「MDV-M808HD」が9万9000円前後となっている。

品名型番店頭予想価格発売時期
地上デジタルTVチューナー/Bluetooth内蔵DVD/USB/SDAVナビゲーションシステムMDV-M908HDF(9V型フローティングモデル)16万3,000円前後7月下旬
MDV-M908HDL(9V型インダッシュモデル)15万2,000円前後
MDV-M808HDW(7V型200mmワイドモデル)9万9,000円前後
MDV-M808HD(7V型180mmモデル)8月下旬
9V型インダッシュモデルの「MDV-M908HDL」

 今回発売する4モデルは、高精細HDパネルの搭載とハイレゾ音源再生に対応する、“彩速ナビ”の上位シリーズ「TYPE M」の新ラインアップ。今回の4モデルではユーザー評価の高い地図描画を改めて見直し、さらなる見やすさを追求した。

 具体的にはこれまで紙地図を基に線図でデザインされていた地図表示に対して、よりデザインを洗練させ見やすさを追求した新地図色「スマートカラー」を開発。道路の優先順位がひと目で認識できるよう地図の色味や彩度を徹底的に調整し、文字色と背景色の重複を避けた配色、コントラストの最適化など細部の描画にこだわったという。スマートカラー以外にも、色彩のメリハリを強調した“彩速ナビ”の標準カラー「ダイナミックカラー」、トーンを抑えた目に優しい配色の「ダークカラー(ダークモード)」の地図色も用意する。

 さらに地図の俯角をリニアに調整できる「3Dスライダー」や、建物などのランドマークに隠れたマップを見ることができる「半透過オン/オフ」機能も新搭載し、地図の使いやすさを向上させるとともに、“彩速ナビ”ならではの美しい地図を自在に操ることを可能にした。

7V型200mmワイドモデルの「MDV-M808HDW」

 いずれのモデルも、緻密で立体的かつ滑らかな高精細映像を体感できる高精細HDパネル(1280×720ピクセル)を搭載するとともに、広視野角HDパネルの採用によって上下左右170°のワイドな視野角を実現。また、スマートフォンやビデオカメラなどを接続し、さまざまなソースのHD動画を手軽に楽しめるHDMI入力に対応するほか、「DSDTM」「FLAC」「WAV(192kHz/24bit)」など、各種ハイレゾ音源フォーマットにも対応する。

 ナビゲーション機能としては、傾いた路面でも高精度で測位し、正しい自車位置を維持する「6軸慣性センサー」を搭載するとともに、「高精度測位環境補正プログラム」を搭載して高い自車位置精度を実現。また、GPSに加えて準天頂衛星「みちびき」と衛星測位システム「GLONASS(グロナス)」に対応するとともに、クルマの傾きと全国の傾斜データとをマッチングする「高測3Dジャイロ」を搭載するなどし、高精度で使いやすい仕様となっている。

7V型180mmモデルの「MDV-M808HD」