ニュース

ルノー、新型EV「メガーヌ E-TECH」2021 IAAで世界初公開

2021年9月6日(現地時間) 発表

新型EV「メガーヌ E-TECH」世界初公開

 ルノーは9月6日(現地時間)、新型EV(電気自動車)「メガーヌ E-TECH」を2021 IAAで世界初公開した。

 メガーヌ E-TECHは新しいCMF-EVプラットフォームを採用し、外見はコンパクトに、中身は広々とした空間を実現。新しいデザイン言語“sensual tech”が用いられている。ボディサイズは4210×1770(ビジネス)/1780(プライベート)×1500mm(長さ×幅×高さ)、ホイールベースは2700mm。

 メガーヌ E-TECHには96kW(130HP)/250Nm、160kW(218HP)/300Nmいずれかのパワートレーンを搭載。0-100km/h加速は7.2秒、最高速は160km/h。最適化された設計によりコンパクト化され、パワーとトルクが大幅に向上しているにもかかわらず、現在「ZOE」に搭載されているエンジンよりも10%軽い145kg(クラッチを含む)に抑えられている。

 新しいパワートレーンだけでなく、CMF-EVプラットフォームにぴったりと収まるように設計された395kgの新型バッテリーを搭載。バッテリーサイズは1960×1450×110mm(長さ×幅×厚さ)で、「ZOE」のバッテリーよりも40%小さく市場で最も薄いもののため、全高を1.5mまで下げることができ、空力特性と効率性の向上に貢献している。

 バッテリー容量は40kWhと60kWhの2種類が用意され、40kWhのWLTPサイクル航続距離は300km、60kWhのWLTPサイクル航続距離は最大470kmとしている。

 充電インフラは、10A/2.3kW単相から32A/22kW三相までさまざまなタイプに対応。後者では1時間以内に最大160kmの充電を可能としている。加えて、バージョンによっては最大130kW(コンボソケットCCS)のDC充電インフラにも対応。DC130kWの場合、30分でWLTP300kmまで充電できるとのこと。

 また、Googleと共同開発したAndroid オートモーティブ OSをベースにした24インチスクリーンを備える新しいOpenRディスプレイと、新しいOpenR Linkマルチメディアシステムを搭載。Googleアシスタント、Googleマップ、Google Playが組み込まれており、親切でパーソナライズされたシームレスなドライビング体験を提供するとしている。

 ADASはドライビング、パーキング、セーフティの3つのカテゴリーに分けられた26個の機能を搭載している。