本田技研工業は、ホンダF1の2021シーズン優勝を祈念するイベント「Honda F1 2021 2nd Stage~夢は挑戦の先にしかない~」をホンダウエルカムプラザ青山において、9月21日~10月18日の期間開催中。
会場では、F1チャンピオンマシンとして、ウイリアムズ・ホンダ FW11(1986年)、ウイリアムズ・ホンダ FW11B(1987年)、マクラーレン・ホンダ MP4/4(1988年)、マクラーレン・ホンダ MP4/5(1989年)、マクラーレン・ホンダ MP4/5B(1990年)、マクラーレン・ホンダ MP4/6(1991年)を展示。
実際に会場に足を運んでみると、ウイリアムズカラーの2台、マルボロカラーの4台、歴代チャンピオンマシンが並ぶ姿は壮観だ。マシンを並べて展示しているので、それぞれのマシンの違いを確認することもできる。
F1チャンピオンマシンの展示のほかにも、2021カラーのF1ショーカー「Red Bull Racing Honda」「AlphaTauri Honda」や、2019年シーズンを戦ったエンジン「RA619H」の展示なども行なわれている。
2021カラーのF1ショーカー「Red Bull Racing Honda」 2021カラーのF1ショーカー「AlphaTauri Honda」 F1日本グランプリの開催中止によって、ホンダF1の勇姿を日本で見ることはできないが、ホンダ公式Webサイトの特設ページでは、ファン参加型オンラインイベント「Honda Japanese Virtual Grand Prix」も10月7日より開催。鈴鹿サーキットのF1日本GPに代わり、ファンの人にその週末を楽しんでもらうためのコンテンツを展開する。
1986年:Honda初のタイトル獲得。ネルソン・ピケが4勝、ナイジェル・マンセルが5勝で16戦9勝という圧倒的な強さを見せ、Honda初のコンストラクターズタイトルを獲得。ウイリアムズ・ホンダ FW11、エンジン:RA166E、獲得タイトル:コンストラクターズ、ドライバー:ネルソン・ピケ/ナイジェル・マンセル 1987年:念願のダブルタイトル獲得。ターボチャージャーの過給圧が制限されるなか9勝をマークし、コンストラクターズ連覇を達成。この勢いは、 マクラーレンとのタッグを組む翌年にさらに加速していくこととなる。ウイリアムズ・ホンダ FW11B、エンジン:RA167E、獲得タイトル:コンストラクターズ/ドライバーズ、ドライバー:ネルソン・ピケ/ナイジェル・マンセル 1988年:前人未到の16戦15勝達成。稀代の名ドライバー、アラン・プロストとアイルトン・セナを擁したマクラーレン・ホンダが16戦中15勝を挙げるという快挙を成し遂げ、ターボF1最終年を飾る。マクラーレン・ホンダ MP4/4、エンジン:RA168E、獲得タイトル:コンストラクターズ/ドライバーズ、ドライバー:アラン・プロスト/アイルトン・セナ 1989年:不動の絶対王者へ。エンジン規定が大幅変更された3.5リッター自然吸気 (NA) エンジン時代においても、Hondaの強さを発揮。マクラーレン・ホンダ MP4/5、エンジン:RA109E、獲得タイトル:コンストラクターズ/ドライバーズ、ドライバー:アラン・プロスト/アイルトン・セナ 1990年:3年連続ダブルタイトル獲得。アイルトン・セナと、この年からチームに加わったゲルハルト・ベルガーの活躍によって、苦戦しながらもダブルタイトルを堅守。マクラーレン・ホンダ MP4/5B、エンジン:RA100E、獲得タイトル:コンストラクターズ/ドライバーズ、ドライバー:アイルトン・セナ/ゲルハルト・ベルガー 1991年:6年連続コンストラクターズタイトル獲得。理想を追求したV12エンジンを搭載。アイルトン・セナが3度目のドライバーズタイトルを獲得し、4年連続ダブルタイトルを達成。マクラーレン・ホンダ MP4/6、エンジン:RA121E、獲得タイトル:コンストラクターズ/ドライバーズ、ドライバー:アイルトン・セナ/ゲルハルト・ベルガー