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フォード、SUVモデルのEV「マスタング Mach-E」が米国ミシガン州警察のテストに合格

2021年9月24日(現地時間) 発表

マスタング Mach-Eをベースにした警察仕様の試験車両

EVでは初めて厳しいテストをクリアしたモデル

 米フォードの商用車を手掛けるフォード・プロは9月24日(現地時間)、SUVモデルのEV(電気自動車)である「マスタング Mach-E」をベースにした警察仕様の試験車両が、ミシガン州警察の厳しい評価テストにEVとして初めて合格したと発表した。

 ミシガン州警察は毎年、新型モデルの警察車両としての性能を確認するために「加速」「最高速度」「制動力」「高速追従」のほか「緊急対応のハンドリング特性」などを評価し、その結果を公表したうえで、全国の警察機関が利用できるようにしているという。

 詳細なスペックは明かされていないが、市販車の最上位グレード「GT Performance Edition」は、最高出力480PS、最大トルク860Nm(634lb.ft.)を誇り、0-60mph(約100km/h)加速は3.5秒をマークする。

 ベースとなる市販車のボディサイズ(GTグレードの場合)は、約4742×1882×1613mm(全長×全幅×全高)、ホイールベースは2984mmとなっている。

 フォード・プロのCEOであるテッド・カニス氏は「マスタング Mach-Eがミシガン州警察の厳しい評価に見事に耐えたことは、フォードが最も困難な仕事にも対応できる能力、タフさ、信頼性を備えた電気自動車を作ることができることを証明しています。当社は商業顧客のニーズを理解しており、彼らに新たな電動化の機会を提供することを約束します」と述べている。

【フォード】マスタング Mach-Eをベースにした警察仕様の試験車両(30秒)