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ポルシェ、木更津市道125号線の一部を「ポルシェ通り Porsche Strasse」と命名

2021年10月1日 発表

輸入車ブランドとして初のネーミングライツ契約。標識デザインにはポルシェのクレストを追加

 ポルシェジャパンは10月1日、市道125号線の一部1kmが「ポルシェ通り Porsche Strasse(ポルシェストラッセ)」と命名されたことを発表した。

 ネーミングライツの契約期間は2021年10月1日~2026年9月30日の5年間で、輸入車(外国メーカー車)ブランドとして初の実績となる(2021年9月時点、トラベルWatch調べ)。「ポルシェ通り Porsche Strasse」の起点は木更津市伊豆島字巡礼街道1235番1地先、終点は木更津市伊豆島字新開1200番地先。

「ポルシェ通り Porsche Strasse」と命名された市道125号線沿いにはポルシェが世界で展開するブランド体験施設「ポルシェ・エクスペリエンスセンター東京」が設置されている。ポルシェ・エクスペリエンスセンター東京は、ドイツ・ニュルブルクリンクのカルーセル、アメリカ・ラグナ・セカのコークスクリューなどの有名コーナーを再現したハンドリングトラック、キックプレート、ローフリクションハンドリングなど6つのモジュールで構成される2.1kmの周回距離を持つドライビングエクスペリエンスに加え、カフェ「The 956 Cafe」やレストラン「Restaurant 906」、ポルシェドライバーズセレクションストアをはじめ、MICE(ミーティング、研修、イベント)が行なえるミーティングルームなどのスペースも完備される。輸入車ブランドが日本国内にこのような規模のスポーツドライビング施設を建設することは日本で初めてとなり、自動車業界随一とのこと。

 また、ポルシェジャパンでは独自の包括的なCSRプログラム「Porsche. Dream Together」を2020年11月に立ち上げ、木更津の環境保護や地域連携を深める活動を推進。具体的には、災害が発生した際にポルシェジャパンが地域支援のため木更津市に協力をする協定書を2021年9月30日付で締結。さらに、木更津市で有機栽培されたお米を木更津市内の小中学校へ提供する「木更津有機米学校給食プロジェクト」への協力や、11月21日に開催される千葉県在住の人を対象とした約1000人のランナーが参加する予定のチームランニングイベント「ブルーベリーRUN」では、ポルシェ・エクスペリエンスセンター東京を会場として提供する。

 ポルシェジャパン 社長のミヒャエル・キルシュ氏は「日本にポルシェ・エクスペリエンスセンター東京を設立できることに深い喜びを感じています。この千葉県木更津市はとても美しい自然に囲まれた都市で、設立にあたり環境保全に関わる問題を深く追求し協議してきました。そして、このネーミングライツを承諾してくださった渡辺市長をはじめ、木更津の皆さんに感謝いたします。日本で初となるポルシェの名が付いた記念すべきポルシェ通り(Porsche Strasse)は、標識のデザインにもこだわり、ポルシェのクレストをモチーフに加えました。ポルシェは千葉県および木更津市のコミュニティに対し、貢献できるよい企業市民でありたいと考えます。今後も地域に向けた貢献を行なうことを約束します」とコメント。

 本件の契約書を締結した木更津市の渡辺芳邦氏は「世界的に知名度の高いポルシェ社が本市に進出いただいたことを大変嬉しく思うとともに、木更津の新たな魅力発信拠点として、交流人口の増加や地域経済の活性化につながることを地元市として大いにきたいしているところでございます。さらに、市道125号線の一部を“ポルシェ通り”と名付けていただき、心より御礼を申し上げます。この愛称が広く浸透し、愛されることを願っています」とコメントしている。