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千葉県知事、木更津市長も祝う「ポルシェ エクスペリエンスセンター 東京」オープニングセレモニー

2021年10月1日 実施

オープニングセレモニーでエクスペリエンスセンター東京を紹介するポルシェジャパン株式会社 CEO ミヒャエル・キルシュ氏

環境にも配慮し、地域ともつながりのある施設を構築

 ポルシェジャパンは10月1日、輸入車メーカーとしては日本で初めてとなるドライビング体験複合施設「ポルシェ・エクスペリエンスセンター(PEC)東京」のオープニングセレモニーをオンラインで実施した。

 ポルシェジャパン CEOのミヒャエル・キルシュ氏は、「海外ブランドによる日本で唯一の大型体験施設のオープンに立ち会えたことを嬉しく思う」とあいさつ。続けて「大変革期を迎えている自動車産業をポルシェはチャンスと捉えていて、日本での2021年の売上構成のうち16%がEV(電気自動車)、HEV(ハイブリッド車)となり、過去最高の高い比率になった」と紹介。また、ポルシェは2030年までのカーボンニュートラル化を目標に掲げていて、「コンテンツと構造の両面で会社を発展させると共に、持続可能な成長とさらなる顧客志向を目指す」と語った。

ポルシェ創業者の残した言葉を紹介

 また、キルシュ氏は「私は自らが理想とする車を探したが、どこにも見つからなかった。だから自分で造ることにした」というポルシェ創業者であるフェリー・ポルシェ氏の言葉が常に企業の指針で、この考え方はポルシェ不変のミッションであると説明。加えて、ポルシェでは「夢を追い続ける人のブランド」という新たなグローバルビジョンを掲げていて、キルシュ氏は「夢に溢れた真のポルシェブランドを体験してもらうために、われわれは何ができるか? その答えがエクスペリエンスセンターである」と語る。

 最後にポルシェエクスペリエンスセンター東京の開設に関してキルシュ氏は「地域の環境に与える影響なども考慮し、しっかりと時間をかけて信頼関係を構築してきた」と語るとともに、地域貢献活動も積極的に取り組んでいることを紹介して締めくくった。

木更津市 副市長 田中幸子氏

 セレモニーには、千葉県知事の熊谷俊人氏をはじめ、渡辺芳邦木更津市長も参列する予定であったが、台風16号の接近に伴う公務のため断念、代わりに田中幸子副市長が祝辞を述べた。また、熊谷知事からは「木更津市に世界有数の自動車メーカーであるポルシェが、このような大型体験施設をオープンしてくれたことは大変嬉しく、千葉県のブランド力の向上、環境事業のさらなる創出など、大いに期待しています」と電報で祝辞が届けられ読み上げられた。

 また、ポルシェ・エクスペリエンスセンター東京の所長であるアーンド・シュトルマン氏は、コロナの影響で入国が間に合わずビデオメッセージで登場。施設の概要を説明した。

ポルシェ・エクスペリエンスセンター東京 アーンド・シュトルマン所長
滑りやすい路面でのドライビング体験も可能
地域の形状を活かしたコース作りを心掛けたという
オフロードコースも用意されSUVの性能も体感できる
世界の有名なサーキットを模したコーナーもある

 キルシュ氏は、エクスペリエンスセンターは清掃スタッフやシェフを含めた全チームで運営していると説明し、オペレーションマネージャーの杉本氏、チーフインストラクターの新井氏、ホスピタリティチームのパスカルシェフらも紹介。代表して杉本氏は「ここポルシェ・エクスペリエンスセンター東京では、いろいろなチームがいて、全員が一丸となってスムーズな運営をできるようにしています」とあいさつした。

スタッフもファミリーであると紹介したキルシュ氏
セールス&マーケティング担当デトレフ・フォン・プラテン取締役

 セレモニーでは本社ポルシェAGのセールス&マーケティング担当取締役のデトレフ・フォン・プラテン氏より「ポルシェは単なる製品ではなく、ユニークな体験を提供することを約束するブランドであり、その約束を果たすための場所がエクスペリエンスセンターです。多くの人にポルシェを運転する楽しさを味わっていただきたいし、この美しい場所が一生の思い出の場所になることを確信しています」とビデオメッセージも寄せられた。

 最後は記念のテープカットが行なわれ、セレモニーは終了した。

テープカットの模様