ホンダ、スマホでクルマが買える「ホンダオン」 「N-BOX」「フィット」「フリード」「ヴェゼル」をサブスク提供

　本田技研工業は10月4日、国内自動車メーカー初となる四輪新車オンラインストア「Honda ON（ホンダオン）」を開設して、東京都内よりオンラインでの新車の取り扱いを開始した。

　Honda ONは、オンライン上で商談、見積り、査定、契約が、すべて可能となり、いつでも気軽にホンダの新車契約を検討できるというサービス。事業開始時は、東京都内在住かつ、東京都のHonda Cars（84拠点）に納車やメンテナンスで来店できる人のみの対象としているが、2022年以降順次、選択可能なエリアを拡大していくとしている。

　Honda ONの取扱い車種は、「N-BOX」「フィット」「フリード」「ヴェゼル」の4車種で、2021年10月現在の売れ筋車種、タイプ、オプションをセレクト。

　購入方法は「Honda ON サブスクリプションサービス」となり、カーナビ等の基本的なオプション、自動車税、点検・車検、交換部品等のメンテナンス費などをすべて含み、期間途中の中途解約や乗り換え・買取も可能。月額利用料については、N-BOXで3万1610円～、フィットで4万2550円～、フリードで4万8850円～、ヴェゼルで4万8460円～となっている。

　なお、購入方法については、顧客の多様なニーズに応えられるよう、今後順次、さまざまな選択肢を拡充していくとしている。

　そのほか、顧客のクルマの買取参考価格の提示や、顧客の等級などに応じた自動車保険の見積りについても、ストア内で実施可能。また、ストア内では、納車とその後のメンテナンスを実施するHonda Carsの店舗を選択でき、初めてHonda Carsに来店される人のために、各店舗の顧客評価と口コミが確認できるとしている。

　ホンダでは、「Honda ON」をオープンするにあたって2021年4月に四輪新車のオンライン販売の企画立案、運営を担う、株式会社ホンダセールスオペレーションジャパンを設立。Honda ONでのオンライン販売を企画にあたっては、スマートフォンに特化したUI（ユーザーインターフェース）にすることで、販売店への来店経験がなく、来店のハードルが高いと感じているGeneration Z（ジェネレーションZ）世代の顧客にも、使い勝手がよく、直感的な操作が可能なものを目指したとしている。