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SF第6戦 大津弘樹選手が初優勝＆野尻智紀選手が初のドライバーズチャンピオンを獲得
2021年10月18日 11:49
- 2021年10月16日～17日 開催
3度のセーフティーカーが入る荒れた展開を大津選手が制する
2021年全日本スーパーフォーミュラ選手権 第6戦もてぎ大会の決勝レースが10月17日、ツインリンクもてぎ（栃木県）で行なわれ、大津弘樹選手（レッドブル･ムゲン･チーム･ゴウ）が自身初優勝を飾り、野尻智紀選手（チーム・ムゲン）が最終戦を待たずに、ドライバーズチャンピオンに輝いた。
17日は午前中から降り続いていた雨も、決勝レース開始の14時ごろには上がり、ところどころ雲間から青空も覗かせるコンディションになったが、依然路面はウエットコンディション。ウエット宣言の下、14時45分に決勝はスタート。
ポールポジションからスタートした大津選手は、スタートの1コーナーで山本尚貴選手（ティーシーエス･ナカジマレーシング）に並びかけられたが、ポジションを死守。一方、4位以上でゴールすればチャンピオンが決まる野尻選手は、後方からの車両に次々とパスされ、1周目のホームストレートに戻った時点で7番手までランクダウン。
しかし11周目にサッシャ･フェネストラズ選手（コンドー レーシング）がコースアウトすると、すかさずセーフティーカーが導入され、ウエットタイヤの山本選手がトップに立つものの、路面はすでに乾き始めており、セーフティーカー導入前にドライタイヤに変えていた大津選手が再びトップに。
その後、レースは3度もセーフティーカーが入る荒れた展開となったが、大津選手はトップを守りきり自身初優勝を飾った。2位には、5番手からスタートし着実に順位を上げた阪口晴南選手（ピーエムユーセルモインギング）。3位には、牧野任祐選手（ドコモ･チーム･ダンディライアン･レーシング）が入った。
そして、今大会で優勝してチャンピオン争いを最終戦に持ち込みたかった関口雄飛選手（カーエネクス チーム インパル）だったが、4位フィニッシュとなった為、最終的に5位でフィニッシュした野尻選手が悲願のドライバーズチャンピオンを獲得した。
なお、最終戦は10月30日～31日に鈴鹿サーキット（三重県）にて開催される。
鈴鹿サーキット、「スーパーフォーミュラ選手権 最終戦 第20回JAF鈴鹿グランプリ」チケットを10月10日10時から発売
無限の公式サイトでは田中洋克チーム監督がコメントを発表
今日はRed Bull MUGEN Team GohとTEAM MUGENにとって最高の日となりました。
大津選手（15号車）は全日本スーパーフォーミュラ選手権のレギュラーシーズン1年目で初ポールを獲得し、そして初勝利を挙げました！ 野尻選手（16号車）は本人初めてのシリーズチャンピオンを獲得することができました！
今シーズン、（コロナ禍において）日程どおりレースを開催していただいたことにとても感謝しています。その背景には、医療に従事された関係者皆さまの日々の大変な戦いがあったからこそと思っております。感謝しかございません。そして感染防止のために尽力された関係各位、また、この様な状況のなか継続して支援をしていただいたスポンサーの皆さま、応援してくださったファンの皆さまに感謝申し上げます。
今週末のレースは天候による先読みという部分で予選からとても難しい闘いでした。その難しい状況でそれぞれのドライバーが最善を尽くし、スタッフたちが的確な判断と作業を行なってドライバーを送り出す、というサイクルがとてもうまく行きました。
大津選手は、予選からの難しい天候状況のなか本当によく頑張ったと思います。今回の結果が大津選手の本来の実力だと思っていますし、優勝できたことがとても嬉しいです！
野尻選手は決勝スタート後にポジションを落す展開となりましたが、これに対しネガティブな思いはなく、優勝を狙った攻めの作戦が裏目に出た結果でした。その状況でチャンピオン獲得というプレッシャーのなかで冷静な走りをして、ついにチャンピオンを獲得しました！
改めて関係者の皆さまに感謝を申し上げます。まだ最終戦が残っていますが、最後まで攻めの姿勢で全力で闘いますので、引き続き、応援をお願いします！
