レクサスと室屋義秀選手、新生エアレース参戦の新機体初公開 新チーム「LEXUS/PATHFINDER AIR RACING」発足

室屋義秀選手が新生エアレース世界選手権（The Air Race World Championship）に参戦

　レクサス（トヨタ自動車）とエアレースパイロットの室屋義秀選手は10月21日、新チーム「LEXUS/PATHFINDER AIR RACING」を発足して、新生エアレース世界選手権（The Air Race World Championship）に参戦すると発表。室屋選手の地元、ふくしまスカイパークで参戦予定の新機体を初公開した。

　室屋選手は2022年に開幕する新生エアレース”The Air Race World Championship”への参戦が決定しており、レクサスとの新たなチーム体制で、新生エアレース世界選手権の初代世界チャンピオンへ挑戦する。

　新チーム体制での具体的な取り組みとしては、レクサスはテクニカルコーディネーターを新チームへ派遣し、エアレースに必要とされる空力・冷却・人間工学分野での技術開発と実証など、室屋選手を勝利へと導く強いチーム体制の構築に向けたサポートを行なっていくとしている。

室屋選手とLexus International Co. Presidentの佐藤恒治氏がふくしまスカイパークで参戦予定の新機体を初公開

　これまでレクサスとパスファインダーの代表を務める室屋選手は、技術交流会というプロジェクトなどを通して、航空機と自動車の新たな技術開発の可能性を探る取り組みを行なってきた。今後、レクサスと室屋選手の取り組みをさらに加速させるものとして、エアレースに挑戦するだけにとどまらず、互いの領域を起点とした「よりよい社会をつくる」という未来に向けたチャレンジをともに行なっていくとしている。

　レクサスとしては、エアレースを通じて得られる空力・冷却・軽量化の技術やノウハウを活かし、カーボンニュートラル社会の実現に向けた、もっといいクルマづくりを行なっていく。

　また、室屋選手として、次世代モビリティにつながる人材育成を継続するとともに、福島県と協働する実証フィールド作りを推し進め、ライト・スポーツ・エアクラフト（LSA）の製造サポートを皮切りに、地元企業を巻き込んだ、航空機のカーボンニュートラル化に向けたプロジェクトを行なっていくとしている。

【お詫びと訂正】記事初出時、本文内の表記で一部に不適切な部分がありました。お詫びして訂正させていただきます。