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レクサス、「LC」特別仕様車“AVIATION” 室屋義秀選手との技術交流で誕生したリアウィングなど採用
国内70台限定。航空機のウィングレットに着想を得た特別仕様車専用のCFRPリアウィング採用
2020年10月28日 15:39
- 2020年10月28日 発表
- LC500h 特別仕様車“AVIATION”:1546万円
- LC500 特別仕様車“AVIATION”:1500万円
レクサス(トヨタ自動車)は10月28日、「LC500h」「LC500」の特別仕様車“AVIATION”を2021年1月6日に70台限定で発売すると発表した。価格はLC500hが1546万円、LC500が1500万円。なお、2020年内に特別仕様車を成約した人は、エアロバティック・パイロットの室屋義秀選手との特別なイベントに招待される。
特別仕様車“AVIATION”はLC500h/LC500をベースに、室屋義秀選手との技術交流から得られた知見を活かして、航空機に用いられているウィングレットから着想を得た特別仕様車専用のCFRPリアウィングを採用。空気の流れを運動性能や乗り心地に利用する「空力操安技術」を用いるなど、空力技術に着目してより操縦性の高い走りを目指したモデルとなる。
航空機のウィングレットから着想を得た特別仕様車専用のCFRPリアウィング
特別仕様車に採用された専用CFRPリアウィングは、一般的なリアウィングがダウンフォースを生み優れた走行安定性を確保するのに対して、専用ウィングでは車両側面の空気の流れを制御することで、素早いヨーレスポンスと滑らかな車両姿勢の変化を実現させたという。
具体的には、航空機の主翼の端部にあるウィングレットから着想を得て、空力性能を追求した結果、ウィング端部を車両の側面まで下ろした独自の形状を採用。ウィングの端部から、車体の後方側面に沿った縦渦を生成し、空気抵抗や車体揺れの原因となる気流の巻き込みを抑制する。
これにより、直進安定性、ヨーレスポンス、ステアリングの手応えといった車両の運動性能と乗り心地を速度域問わず高いレベルで両立し、優れた操縦性/走行安定性を実現させたとしている。
また、理想的な形状と軽量化・高剛性化を実現するためにCFRPを採用。LFA工房の職人によって一枚ずつ仕上げられ、LCのエクステリアデザインとの調和や美しいカーボンの織り目も特長としている。
さらに、走行性能においては、高い剛性と空力性能を兼ね備えたスプリット5本スポークのアルミホイールを特別装備したほか、トルセンLSDなど、LCの走りの特徴である鋭く、優雅な走りをより一層磨き上げた。
エクステリアでは、フロントグリルや前後のランプのガーニッシュなどをブラック塗装とし、鋭く精悍な印象に仕上げた。また、外板色は、「ホワイトノーヴァガラスフレーク」「ソニックシルバー」「ブラック」の3色を設定。
内装色は、特別仕様車専用の「AVIATION Black」を採用。サドルタンとのカラーコーディネートにより、空から見た大地の雄大さを表現。また、ステアリング、シフトノブのほか、センターコンソールやドアトリムの表皮にアルカンターラを採用し、手や体が触れる部分をしっとりとした触感で統一し、操る感覚をより一層研ぎ澄ませた。さらに、クッション表皮の縫い位置を深くしたフロントシートの柔らかな座り心地とあわせ、ドライバーを心地よく包み込むという。