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トヨタ、「GRスープラ」の新型ファニーカー(NHRA仕様)を公開

2021年11月14日(現地時間) 発表

迫力のスタイルングだけでなくドライバーの安全性も向上

 トヨタは11月14日(現地時間)、ポモナ(アメリカカルフォルニア州)にあるオートクラブ・レースウェイにて、NHRA(National Hot Rod Association:国際ホットロッド協会)の2022年シリーズに参戦する「GRスープラ」の新型ファニーカーを公開した。

 トヨタは2012年から「カムリ」のファニーカーで参戦。また、カムリよりもっと前には「セリカ」や「ソラーラ」のファニーカーで参戦していた。2021年シーズンは、トヨタのNHRAへの正式参入20周年を迎え、トップフューエルとファニーカーの両方に参戦している。また、トヨタの市販車に近いレース車両へのこだわりは、このGRスープラにも引き継がれていて、2022年のファニーカーには新しいボディが採用され、これまでのファニーカーの中で最も大きく特徴的なスタイリングとなっている。

 GRスープラの新型ファニーカーは、スタイリング特性の強化に加えて、新型車の開発では安全性の強化も実施。TRDはトヨタ・チャンピオン・ファニーカー・ドライバーであるJ.R.トッド選手と緊密に協力し、約2年間の開発期間中に多くの安全性を向上。具体的には、コックピットにドライバーの視界をより確保するために、ヘルメット周りのスペースを拡大し、安全フォームを追加したという。

 トヨタ・モーター・ノース・アメリカのモータースポーツ・グループ・マネージャーであるポール・ドレシャル氏は「10年間、NHRAのファニーカー競技にカムリを投入してきましたが、GRスープラ、そして最終的にNHRAの次世代ファニーカーに移行することは、私たちにとって非常にエキサイティングなことです。また、TRD(トヨタ・レーシング・デベロップメント)のチームとカルティのデザインチームは、J.R.トッド選手とアレクシス・デジョリア選手が2022年にドライブするファニーカーに、市販のGRスープラの特徴をできるだけ多く取り入れるように努力してくれました」とコメントしている。

 カリッタ・モータースポーツのファニーカードライバーであるJ.R.トッド選手は「GRスープラの新型ファニーカーをTRDのエンジニアと一緒に開発できたことは、本当にユニークな経験でした。また、ドライバーである私たちにとって、このマシンをできるだけ安全にするための作業に参加できたことは、大きな意味があります。私たちは、視界の確保など、以前から直面していたいくつかの問題に全員で取り組みました。とはいえ、DHLのトヨタカムリでは、全米選手権での初優勝やチャンピオン獲得など、大きな出来事がありました。トヨタがNHRA、カリッタ・モータースポーツ、そして私自身をサポートしてくれていることには大きな意味があり、この新しいGRスープラでさらなる成功をお届けできることを願っています」と述べている。

DHLカラーのカムリのファニーカー

 2021年にNHRAで20年目のシーズン目を迎えたトヨタはこれまでに、トップフューエルで137回、ファニーカーで43回の優勝を果たし、トップフューエルで6回、ファニーカーで3回のシリーズチャンピオンを獲得している。