ニュース

日産、米国のSUV「ローグ」2022年モデルに新開発の直列3気筒 1.5リッターVCターボエンジン搭載

2020年11月17日(現地時間) 発表

 日産自動車は11月17日(現地時間)、米国で展開するSUV「ローグ」2022年モデルに、新開発の直列3気筒 1.5リッターVCターボエンジンを搭載すると発表した。

 2022年モデルのローグに新たに搭載されるパワートレーンは、直列3気筒 1.5リッターVC(可変圧縮:variable compression)ターボを採用して、最高出力201HP、最大トルク225lb-ftを発生する。直列4気筒 2.5リッターエンジンを搭載する2021年モデルのローグと比較して、出力で11%、トルクで24%、それぞれ性能を向上。

 燃費性能では、2022年モデルの推定燃費は33マイル/ガロン(約14.0km/L)で、2021年モデルよりも3マイル/ガロン(約1.3km/L)向上させた。

 日産が開発したVCターボエンジンは、高度なマルチリンクシステムを使用して、圧縮比を継続的に調整し、パワーと効率を最適化するシステム。これまでに、直列4気筒 2.0リッターVCターボエンジンをインフィニティ「QX50」や日産「アルティマ」に導入している。

 ローグ用の1.5リッターVCターボエンジンは、テネシー州デッチャードにある日産のパワートレイン組立工場で組み立てられ、日産は「NISSAN NEXT」の一環として米国の製造事業に、過去2年間で計12億3000万ドルの投資を行なってきた。

 米国日産のマーケティング&セールス シニア・バイス・プレジデント Mike Colleran氏は「変革が続くNISSAN NEXTの中で、ローグ2022年モデルのまったく新しいパワートレーンは、米国でのブランド、製品ラインナップに投資し、販売力を向上させるという同社の取り組みの証拠です」と述べている。

 なお、ローグの2022年モデルの米国での価格は、2万6700ドル~3万7980ドルと公表されている。