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トヨタ車体、ランクル(200系)ラストランで「ダカールラリー」9連覇に挑む
2021年11月19日 16:42
- 2021年11月19日 発表
目指すは「ワン・ツーフィニッシュで9連覇!」
トヨタ車体のラリーチームであるTLC(チームランドクルーザー・トヨタオートボデー)は11月19日、サウジアラビアを舞台に開催される「ダカールラリー2022」の市販車部門に、ラストランとなるランドクルーザー200シリーズの2台体制で参戦し、9連覇に挑むと発表した。大会は2022年1月2日~1月14日の期日で開催される。
ランドクルーザーは、1951年にトヨタジープBJシリーズが誕生して以来、累計1060万台以上が発売され、今年で誕生から70周年を迎えた。世界中の過酷な環境で鍛えられ、「どこへでも行き、生きて帰ってこられる」唯一無二の存在として、世界170の国と地域でユーザーの生活を支え、命を運ぶクルマとして活躍している。
これまでダカールラリーの最前線で活躍してきたランドクルーザー200シリーズは、過去13回にわたり参戦。南米大陸やアラビア半島の厳しい路面を走破し、市販車部門で11回の優勝と2回の準優勝という成績を収め、その結果、ランドクルーザー200シリーズの信頼性、耐久性、悪路の走破性を証明し続けてきた。
ランドクルーザー200シリーズでの最後の挑戦となる今回は、多くのユーザーやファンへの感謝の気持ちを込めて「ワン・ツーフィニッシュで9連覇」というゴールを目指すとしている。
また、これまでの参戦で得た経験や知見をフィードバックして誕生したランドクルーザー300シリーズでのダカールラリー参戦は、2023年大会を予定していて、今後も「もっといいランドクルーザーづくり」を進めるために、世界一過酷なラリーとも言われるダカールラリーに参戦し続けるとしている。
トヨタ車体、2023年大会から新型ランドクルーザー(300シリーズ)でダカールラリー参戦
ダカールラリー2022大会概要(開催国:サウジアラビア)
サウジアラビアの砂漠地帯を時計回りに走るルートで開催。1月2日~14日の期間に全12ステージで競われる。ラリーは1月2日にサウジアラビア北部のハイルをスタートし、南下してエンプティクォーター(世界最大級の砂漠ルブアルハリ砂漠)へと向かい、その後3日間は100%砂丘のみのルートを進み、1月8日にはサウジアラビアの首都リヤドでの休養日が設けられる。
そして後半は南西へルートを取り、岩に囲まれた谷、深い砂丘などのルートが予想され、1月14日にジェッダでフィニッシュを迎える。ルート上には2度に渡るループステージや、メカニックのサポートを受けられず、ドライバーとナビゲーターだけでトラブルを対処しなければならないマラソンステージも予定されているという。
コースや総走行距離などの詳細については、11月19日時点では未発表。2021年大会は総走行距離7941km、競技区間4577km、競技日程13日間、全12ステージであった。