ヤナセ、メルセデス・ベンツ「190SL」をレストア 輸入車初「レストア車両適合証明書」取得

　ヤナセは12月9日、「ヤナセ クラシックカー センター」がレストアを行なったメルセデス・ベンツ「190SL」（1958年式）の車両に対し、第三者検査機関のテュフ ラインランド ジャパンから「レストア車両適合証明書」が発行されたと発表した。国内のテュフ認証環境の下でレストアを行ない、適合証明書が発行されたのは輸入車で初めてという。

　ヤナセのグループ会社ヤナセオートシステムズが運営するヤナセ クラシックカー センターは、2018年4月に新設。同年6月にテュフ ラインランド ジャパンが発行する「クラシックカーガレージ認証」を取得した。

　クラシックカーガレージ認証は、クラシックカーの修理・整備などを行なう工場に対し修理・整備の技術、品質、機器・設備に加え、運営・管理、法令順守、顧客対応など11カテゴリー150項目以上の基準に基づいた監査を実施し、クリアした工場に与えられる認証。

　今回、「190SL」に発行された「レストア車両適合証明書」は、「クラシックカーガレージ認証」を受けた工場でレストアされた車両が対象となり、レストア作業レポート（顧客要望に対する整備記録）が審査され、基準に適合したことを証明するもの。190SLのレストア作業では、顧客の要望を細部まで実現できるよう進捗状況の確認を重ねて完成させたとしている。

　ヤナセでは、今後も技術や知識を活用し“乗って楽しむクラシックカー”を提供していくとしている。