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マツダ、「ロードスター」商品改良で新技術KPC採用や車両重量990kgの特別仕様車「990S」登場
2021年12月16日 11:30
- 2021年12月16日 予約受注開始
- 262万3500円～392万2600円
マツダは12月16日、「ロードスター」「ロードスター RF」改良モデルの予約を開始した。発売は1月中旬予定で、価格は262万3500円～392万2600円。
今回の商品改良では、2つの特別仕様車「ロードスター 990S」「ロードスター Navy Top」と、1つの新機種「ロードスター RF VS Terracotta Selection」を追加。
また、ロードスター全モデルに「人馬一体」の走りの楽しさをさらに高めるという新技術KPC（KINEMATIC POSTURE CONTROL：キネマティック・ポスチャー・コントロール）を導入。ボディカラーには新色「プラチナクォーツメタリック」を追加するなど、4代目ロードスターのコンセプトである「人生を楽しもうー“Joy of the Moment, Joy of Life”」をさらに深めることを目指した改良が行なわれた。
特別仕様車「ロードスター 990S」
ロードスター 990Sは990kgの最軽量グレード「S」をベースに、さらなるバネ下重量の低減と軽さを活かしたシャシーとエンジンの専用セッティングによって、より軽やかで気持ちのよい人馬一体感を提供する特別仕様車。6速MTモデルのみで、価格は289万3000円。
ロードスター 990Sは、ベースグレード「S」に対してレイズ製鍛造16インチアルミホイール（RAYS ZE40 RS）を採用することで、1本あたり約800g、計約3.2kgの軽量化を図り、バネ下重量を低減させた。
フロントブレーキには、ブレンボ製大径ベンチレーテッドディスクとともに、ブラック塗装にブルーの文字を配したブレンボ製対向4ピストンキャリパーを採用。リアブレーキは大径ブレーキローターにブラック塗装のキャリパーを装備。ダンパー、コイルスプリング、電動パワーステアリング、エンジン制御については、990S専用セッティングが実施された。
また、アクセントカラーにブルーを取り入れ、エクステリアではダークブルーの幌を採用。インテリアではブルーとピアノブラックのエアコンルーバーベゼル、ショップオプションとしてブルーステッチ/刺繍入り専用フロアマットを用意した。
特別仕様車「ロードスター Navy Top」
ロードスター Navy Topは、品のあるダークブルーの幌と黒革内装を組み合わせた、クールで都会的な特別仕様車。価格は6速MTモデルが319万1100円、6速ATモデルが330万6600円。
新機種「ロードスター RF VS Terracotta Selection」
ロードスター RF VS Terracotta Selectionは、滑らかな触感で上質さが際立つナッパレザー内装のインテリアカラーに鮮やかな新色「テラコッタ」を採用し、リラックスする大人の休日をイメージした新機種。価格は6速MTモデルが379万8300円、6速ATモデルが382万5800円。
「人馬一体」の走りの楽しさをさらに高める新技術KPC（KINEMATIC POSTURE CONTROL）を採用
ロードスター全モデルに導入される新技術KPC（キネマティック・ポスチャー・コントロール）は、ブレーキをかけることで車体を引き下げる「アンチリフト力」が発生するロードスターのリアサスペンション構造を活かし、Gが強めにかかるようなコーナリングの際にリアの内輪側をわずかに制動することで、ロールを軽減しながら車体を引き下げて旋回姿勢をより安定させる技術。
KPCでは、後輪の左右の速度差から旋回状態をリアルタイムに検知し、これに応じてリニアに作動を強めて、自然な姿勢安定化の効果を発揮させる。これにより、日常域ではこれまでと変わらない、ロードスターらしいリラックスした軽快な挙動を保ちつつ、ハードな走行になればなるほど、KPCによって車体の浮き上がりが軽減され、クルマが地面に吸い付くように安定しやすくなるという。
このKPCの採用により、これまでよりも幅広いドライビングシーンにおいて、ロードスター本来のポテンシャルを最大限に活かした「人馬一体」の走りを体感することができるという。なお、KPCによる重量増加は1gもないとしている。