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ビモータ、オリジナルフレームにカワサキ製エンジンを搭載する新型「KB4」日本導入決定

2022年3月 発売予定

437万8000円

イタリアの職人気質を具現化するビモータ

 カワサキモータースジャパンは12月15日、イタリアの高級ハンドメイドモーターサイクルブランド「ビモータ(Bimota)」の日本総輸入元として契約し、11月にミラノショーで発表された新型モデル「KB4」を日本国内で2022年3月に発売すると発表した。価格は437万8000円。

 なお、初期販売台数に限りがあるため商談権は抽選となり、申し込み方法や受付開始日などの詳細は、後日専用Webサイトにて案内するとしている。

 ビモータは、独自の開発理念を実現させるために、一貫して手組み生産を行なっているイタリアのモーターサイクルブランド。フレームやステアリングシステム、冷却システムなどを開発する独特の製品づくりが特徴で、パワーユニットは他社製のエンジンを使うことで、車体の開発に専念している。1972年の創業以来、イタリア中部の海沿いの街リミニを拠点としていて、コンセプトからデザイン、設計、テスト、組み上げまでをイタリアのマエストロたちによってワンストップで行なっている。

すべて手作りで仕上げるのがビモータのこだわり

 KB4は「乗りやすく、トルクがあり、軽量なバイク」というコンセプトをもとに誕生。広いパワーバンドで扱いやすいカワサキ製エンジンに、より軽快なシャシーを組み合わせることで運動性能を先鋭化するというKBシリーズの思想を継承したモデル。

 アルミ削り出しのスイングアームや高品質なカーボンファイバー素材、OZ製の鍛造ホイールなどにより徹底的に軽量化され、俊敏なハンドリングを実現する1390mmのショートホイールベースを採用。理想的な重量配分を実現させるためにラジエターはシートの下に配置する工夫を凝らしている。リアサスペンションとステップにはポジション調整機能を搭載。エンジンは幅広いパワーバンドで扱いやすいカワサキ製の並列4気筒 1043cc水冷4ストロークエンジンを採用。

 また、「IMU(慣性計測装置)」「コーナリング・マネージメント・ファンクション」「インテリジェントアンチロックブレーキシステム」「トラクションコントロール」「パワーモード選択」「クイックシフター」「クルーズコントロール」などライディングをサポートする電子制御システムを多数搭載している。