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日産、英国生産モデル「ブルーバード」をバッテリEVに改造 サンダーランド工場35周年

2021年12月17日(現地時間)発表

 日産自動車は12月16日(現地時間)、英国サンダーランド工場での生産35年周年を記念して、同工場で1986年に生産が開始されたモデル「ブルーバード(Bluebird、日本名:オースター)」をバッテリEVに改造した「ニューバード(Newbird)」を公開した。

 ニューバードと呼ばれるこのプロジェクトカーは、同工場で生産されるBEV「リーフ」のユニットを搭載することで、サンダーランドでの35年間の生産の歴史を結び付けたもの。

 サンダーランド工場は1986年9月の開設以来、1986年から現在までの総生産台数は1050万台を超える。同工場最初の生産モデルであるブルーバードは1986年~1990年に計18万7178台が生産された。

 当時、ブルーバードが製造されるのに22時間以上かかったが、35年後の現在、製造技術の進歩により同工場で生産される「リーフ」の生産時間は10時間に短縮され、これまでに20万台以上が製造されている。

 日産の長期計画「Ambition 2030」で発表された新世代のBEVクロスオーバーコンセプト「CHILL-OUT」は、将来サンダーランドでの生産が予定されていて、2030年代初頭までに、主要市場で提供されるすべての日産車は電動化され、電動化に合わせた製造技術の革新も導入される。

 日産サンダーランド工場の製造担当副社長であるアラン・ジョンソン氏は「ニューバードは、サンダーランドでの生産35年を祝うとき、私たちの素晴らしい工場の過去、現在、未来、すべてを表しています。当時のブルーバードから優れたクルマを製造するという伝統があり、私たちの素晴らしいチームは、エキサイティングな電動化によるカーボンニュートラルな未来に向けて、前進します」とコメントしている。