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マセラティ、オリジナル公式認定プログラム「マセラティ・クラシケ」始動

2021年12月14日(現地時間) 発表

マセラティ・クラシケで初めて認定書が発行された「ミストラル3700」

オリジナル状態のままで、よりよい状態を維持させる

 マセラティは12月14日(現地時間)、マセラティの自動車遺産保護を目的に、そのオリジナル性を確認するプログラム「マセラティ・クラシケ」が正式に始動したと発表した。

 マセラティ・クラシケは、2020年にブランドの新時代を告げるイベント「MMXX:Time to be Audacious」で発表したもの。マセラティのオリジナル性を確認・保護する部門で、その車体の真正性を証明するプロセスも含まれるという。

 今回、マセラティ・クラシコプログラムが最初に認定したロードカーは、1969年3月に製造された「ミストラル3700」で、歴史資料室が保有するすべての資料と照合し、徹底的な検証(300以上のチェックを実施)を経て、オリジナルであることを証明する「証明書」を取得したという。

 この証明書は、専門家からなる委員会によって保証され、20年以上前の車両に加えて「MC12」「クアトロポルテ・リミテッドエディション」など、近年のスペシャルシリーズも対象という。また、このプログラムには、社内で小修理や定期点検を行なうメンテナンスサービスや、オンデマンドのカーディテイリングサービスも含むとしている。

 さらに、車両の保存や細部までオリジナルに近づけるためのレストアをサポートするサービスも提供。専用のサービスプランでは、クラシケ、ヤングタイマー、スペシャリティカーのオーナーに対して、メンテナンスやレストアといったさまざまな段階でのフォローアップを行なってくれるという。

 マセラティ・クラシケの次のステップは、スペアパーツの管理やレストアの支援とサポートといい、オリジナルの設計に基づき、すでに市場では入手不可能なスペアパーツを製造することで、部品の外観を変えることなく、信頼性と機能性を向上させるために、最高の技術を使用していくとしている。