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JAF、二輪車をレッカー車でけん引できるアタッチメント開発 従来の約2.5倍にサービスカー増強
2022年1月6日 17:48
- 2022年1月5日 発表
JAF(日本自動車連盟)は、レッカー車で二輪車をけん引できるアタッチメントを国内で初めて開発し、1月5日より順次全国で運用を開始した。二輪車がけん引できるサービスカーが、運用前の209台から523台へと約2.5倍に増加。JAF主力のサービスカーであるレッカー車でバイクを運ぶことができるため、ライダーのもとへ迅速に到着することができるという。
JAFが開発した「二輪アタッチメント」は、通常、四輪車のみけん引可能なレッカー装置に装着し、今までけん引ができなかったバイクを安全に運ぶためのもの。これまで、バイクを運ぶことができる積載車・多目的車は209台であったが、同アタッチメントを装着できるレッカー車が追加され計523台になった。
二輪アタッチメントの積み込み可能範囲は、排気量では、原付バイクの50ccから大型バイクの1300ccクラス程度まで、ホイールベースでは、1145mm~1700mmのバイクに対応する。構造的安全性が担保された装置の開発は日本初という。
これまで、レッカー車でバイクをけん引することは構造的に難しく、バイクを運ぶためには積載車などで現場に行く必要があるなど、ライダーのトラブル発生時、対応可能なサービスカー手配のため現場への到着に時間がかかっていた。しかし、今回開発した二輪アタッチメントを装着することで、レッカー車でバイクを運べなかった問題を解決させた。
なお、同アタッチメントはJAFのサービスカーのみが装備しているオリジナルの装置で販売予定はないとしている。