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グッドイヤー、エアレスタイヤ技術を用いて自律走行配達ロボット車両用タイヤを開発
2022年1月19日 05:15
- 2022年1月5日(現地時間) 発表
ザ・グッドイヤー・タイヤ・アンド・ラバー・カンパニーは1月5日(現地時間)、スターシップ・テクノロジーズの自律走行型配達ロボット車両用に非空気式タイヤ(エアレスタイヤNPT)を開発し、テストを実施していることを発表した。
スターシップ・テクノロジーズは、宅配やフードデリバリー用の自律走行ロボット車両の開発と、その1000台以上のネットワーク運用を行なっている、グッドイヤー・ベンチャーズが出資するベンチャー企業の1社。タイヤの安全性担保とメンテナンスに関するスターシップの要望に応えるため、グッドイヤーはスターシップの配達ロボット車両のタイヤ寿命を延ばし、メンテナンス作業を軽減するために特別に設計されたエアレスタイヤを開発した。
グッドイヤーとスターシップは、車両とタイヤの状態を評価するため、ボーリング・グリーン州立大学において実地試験段階に入っており、車両にタイヤを装着した状態での初期試験データでは、トレッド摩耗、ブレーキ、振動減衰に関して良好な結果が得られているとのこと。
グッドイヤー エアレスタイヤ担当 シニア・プログラム・マネージャーのマイケル・ラチタ氏は「私たちはグッドイヤー独自のエアレスタイヤ構造を新しいモビリティの形へと展開できることに期待しています。フードデリバリーのように迅速な配達を必要とするマイクロ・デリバリーにおいては、通常の宅配とは異なるニーズがあります。グッドイヤーのNPT技術は、メンテナンスフリーで長持ちするタイヤ管理を実現するこれらのニーズを満たす理想的なものです」とコメント。
スターシップ・テクノロジーズ メカニカル・エンジニアリング・マネージャーのシム・ヴィラップ氏は「当社の配達ロボットは、あらゆる天候や地形で毎日何千件もの配達を行なっています。当社のサービスに対応する需要の高まりに確実に応えるためには、信頼性が高く、24時間、世界中でロボットを動かし続けることができるタイヤが必要です。この新しいタイヤが信頼性だけでなく、当社のビジネス拡大に伴うコスト削減を実現してくれることは素晴らしいことです」とコメントしている。