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グッドイヤー、約25億ドルでクーパータイヤを買収

収益性の高い小型トラックとSUV商品セグメントでの存在感を高める

2021年2月22日(現地時間)発表

グッドイヤーがクーパータイヤを買収

 ザ・グッドイヤー・タイヤ・アンド・ラバー・カンパニーは2月22日(現地時間)、約25億ドルでクーパー・タイヤ・アンド・ラバー・カンパニーを買収することに合意したと発表した。

 この買収により、北米市場において収益性の高い小型トラックとSUV商品セグメントで両社の強みを組み合わせ、卸チャネルと小売チャネルでの存在感を高め、リーディングメーカーとしての位置付けをより強固にする。

 1914年に設立されたクーパーは北米で5番目に大きなタイヤメーカーで、クーパー製品は自社工場および合弁工場を含む世界中の10の工場で生産されている。

 今回の発表について、グッドイヤー最高経営責任者兼社長のリチャード・J・クレーマー氏は「今日は、私たちにとって記念すべき変革の日になります。グッドイヤーの高い技術力と業界をリードする販売力に、クーパーの商品ポートフォリオと高い生産能力を加えることにより、コスト効率の改善と幅広い小売ネットワークへの商品提供の機会が見込めます。これにより、株主の皆さまにはより多くの利益を還元でき、同時に、顧客の皆さまおよび消費者の皆さまにはよりよいサービスを提供できると確信しています。私たちはクーパー社の皆さんに多大な敬意を払うとともに、誠実さ、品質、敏捷性、チームワークへのコミットメントを共有しています。クーパー社をグッドイヤー・ファミリーの一員に迎え入れることを楽しみにしています」とコメント。

 また、クーパー プレジデント&CEOのブラッド・ヒューズ氏は「クーパーはダイナミックな消費者主導の組織に変貌し、従来のチャネルと新しいチャネルのバランスをとり、グローバルな生産施設を最新化してそれを効果的に活用しながら、商品の需要を増やしてきています。私は、私たちのチームが過去107年間に達成したことを非常に誇りに思っており、従業員の貢献とコミットメントに感謝しています。今回の合意は、私たちのポジショニングを強化するクーパーの新しい時代の幕開けと考えています。また、株主の皆さまにとっても価値を最大化する魅力的な機会であるとともに、両社が一緒になった後のシナジーに参画できる機会でもあると信じています。クーパーとグッドイヤーの有望な人材を融合させ、世界のタイヤ業界で勝ち抜く競争力を持った、より大きな、より強力な組織の一員になれることを楽しみにしています」と述べている。