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グッドイヤー、液体コンパウンド入りカプセルを使う「自己再生型コンセプトタイヤ」発表
AIが利用者に合わせてコンパウンドをカスタマイズ
2020年3月9日 08:00
- 2020年3月3日(現地時間) 発表
グッドイヤー(ザ・グッドイヤー・タイヤ・アンド・ラバー・カンパニー)は3月3日(現地時間)、ベルギー ブリュッセルで画期的な“自己再生型コンセプトタイヤ”「reCharge」を発表した。
reChargeでは生分解性となる液体のトレッドコンパウンドを採用。トレッドを軽量なエアレス・フレームで支え、中心部分に液体コンパウンドを収めたカプセルを設置。液体コンパウンドがトレッド面に供給されて自己再生を行なう。カプセルには再充填も可能で、タイヤ交換のプロセスが劇的に簡易なものになるとしている。
Goodyear reCharge Concept - Making Tire Changing Easy with Customized Capsules that Renew your Tires(2分16秒)
液体コンパウンドは“世界で最も強力な天然素材の1つ”と言われるクモの糸から発想を得た繊維を使って強化。これにより、液体コンパウンドは耐久性が極めて高く、100%生分解が可能なものとなっている。
また、AI(人工知能)によって個々のドライバーのプロフィールが生成され、カスタマイズされた液体コンパウンドを作成。利用者の用途に合わせてコンパウンドが調合され、天候や路面状態、ドライバーの運転方法などに、時間の経過とともにタイヤが適応することを可能にするという。
発表内でルクセンブルク・グッドイヤーイノベーションセンターの主任デザイナーを務めるSebastien Fontaine氏は、「グッドイヤー reChargeは、妥協の一切ないコンセプトタイヤです。パーソナライズされ、サステナブル、そして手間いらずで、電動モビリティの一翼を担うと確信しています」と述べている。