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ホンダ、荒れた路面でも自律走行できるEV作業車「Autonomous Work Vehicle」

2022年1月18日(現地時間) 発表

ホンダの第2世代のEV自律作業車「Autonomous Work Vehicle(プロトタイプ)」

幅広いサービスを提供できる新しいカテゴリーの作業車両

 本田技研工業は1月18日(現地時間)、北米最大のコンクリート・セメントショー「World of Concrete 2022」に、第2世代のEV自律作業車「Autonomous Work Vehicle(AWV)」のプロトタイプを展示すると発表した。

 AWVは、ホンダの頑丈で耐久性のあるオフロードサイドbyサイドプラットフォームと、新たな先進の自動運転技術を組み合わせたモビリティで、GPSによる位置情報、レーダーやライダーによる障害物検知、ステレオスコピック3Dカメラによる遠隔監視など、さまざまなセンサーを駆使して自律的走行ができるほか遠隔操作も可能。大きな積載量を有し、アタッチメントやツールの追加なども可能で、多くの作業環境に適したプラットフォームになっているという。

 特に労働力の制約や安全上の懸念からほかの乗り物などが利用できない場合に活躍が期待され、堅牢なオフロード走行が可能な自動運転作業車を必要とするさまざまな業界に、幅広いサービスを提供できる新しいカテゴリーの作業車両としている。

Honda Autonomous Work Vehicle: Construction Use Case(2分45秒)
車両スペック
ボディサイズ約2926×1252×1463mm(全長×全幅×全高)
車両重量721kg(1590lbs)
最大積載量399kg(880lbs)
けん引重量制限750kg(1653lbs)※トレーラーの重量を含む
最小回転半径3.9m(12ft. 9.5in.)
最大積載量での移動範囲45kmまで(状況によって変動)
充電時間最大6時間(120V)