ニュース

TOYOTA Gazoo Racing、「GRスープラ」で北米のドラッグ・ドリフト・GT4レースなどに参戦

2022年1月19日(現地時間) 発表

ドラッグレース仕様のGR スープラ

モータースポーツで技術を磨きつつ、ファンに感動も届けるのが目標

 トヨタ自動車は1月19日(現地時間)、北米のドラッグレースNHRA(National Hot Rod Association)、フォーミュラドリフト(Formula DRIFT)、GT4シリーズについて、2022年シーズンはトヨタのグローバルモータースポーツ部門TOYOTA Gazoo Racingの北米部門である「TOYOTA Gazoo Racing North America(TGRNA)」として参戦すると発表した。

 北米トヨタのモータースポーツ&アセット担当グループマネージャーであるポール・ドレシャル氏は「2022年にTGRNAをNHRAコミュニティに紹介し、フォーミュラドリフトとGT4シリーズ競技でのサポートを継続する機会を得たことは、トヨタのモータースポーツプログラム全体に関わるすべての人にとって大きな出来事です。また、GRファミリーの車両をサーキットで披露し、モータースポーツを通じて最終的にレース性能を市販車に応用する一翼を担うことができるのは、私たち全員が目指すところです。当社のレース愛好家エンジニアの能力を、新規および既存の愛好家ファン層に紹介することが、このプログラムの包括的な目標です」とコメント。

GR スープラ GT4(2020年モデル)

トヨタ、レース専用車両「GR Supra GT4」。価格17万5000ユーロで2020年3月欧州発売

https://car.watch.impress.co.jp/docs/news/1215483.html

 TGRがモータースポーツに注力することで、トヨタのエンジニアリングチームは、サーキットで車両の限界に挑戦することができ、最終的に優れたエンジニアとより優れた車両を生み出すことができるとしている。またTGRNAは、米国のユーザーに高性能スポーツカーを提供し、自動車とモータースポーツ両方のファンに感動を届けることに注力するとしている。

2021年11月に公開された「GRスープラ」の新型ファニーカー(NHRA仕様)

 NHRAは2月20日にカリフォルニア州ポモナのオートクラブ・レースウェイで開幕。そのキックオフイベントにて、ファニーカークラスに参戦する新しいGRスープラのボディを初公開するという。

 フォーミュラ・ドリフトは4月2日にカリフォルニア州ロングビーチで開幕し、2022年シーズンは「GR86」とともに「GR スープラ」で参戦するとしている。

 GR スープラ GT4で参戦するGT4シリーズは、1月29日にデイトナ・インターナショナルスピードウェイでIMSA、2月25日にフロリダ州セント・ピーターズバーグでSROが主催するGTワールドチャレンジ・ヨーロッパに参加する予定という。