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ランボルギーニ、唯一無二の特別なアート作品を手に入れられるNFTアートの鍵「Space Key」を発表

2022年1月18日(現地時間) 発表

ランボルギーニのNFTアート作品への鍵「Space Key」

中にあるアート作品は購入者しか見ることはできない

 アウトモビリ・ランボルギーニは1月18日(現地時間)、唯一無二の存在であることを証明できる技術「NFT(Non-Fungible Token)」と宇宙をテーマにしたアートを融合させた同社史上初となるNFTアート作品への鍵「Space Key」を発表した。

 このSpace Keyには、ランボルギーニが2019年に共同研究プロジェクトの一環として国際宇宙ステーション(ISS)に送り出し、研究関連の試験をすべて終えて宇宙から帰還したカーボンファイバーチップが埋め込まれていて、チップの裏側にあるQRコードを読み込むと、アーティストによるデジタルアート作品を閲覧できるという仕掛けが施されている。

カーボンファイバーチップの裏面にはQRコードがプリントされているほか、材質、重量、カーボンファイバーが宇宙空間に存在していた期間や製作年、5個のうちの1つである証なども刻まれている

 また、このSpace Keyはアート作品への鍵だけでなく、ランボルギーニがNFT産業へ参入する鍵という意味も込められているという。Space Keyは全部で5つあり、専用のアタッシュケースに梱包され、近々オークションに出品される予定という。

Space Key専用のアタッシュケース

 アウトモビリ・ランボルギーニのチェアマン兼CEOのステファン・ヴィンケルマン氏は「イノベーションはランボルギーニのDNAに深く根差しています。自動車業界におけるカーボンファイバー複合素材の先進企業として、当社は2年半前に宇宙空間での共同研究プロジェクトを実施し、新境地を開拓しました。今回のメタバースへの進出は、ランボルギーニが絶えず新しい世界へと乗り出していく企業であることを改めて証明しています。NFT業界からも当社の参入を求める声があり、当社としてもこのように非常に熱意ある革新的なコミュニティと関われることを嬉しく思っています」と述べている。

 なお、Space Keyとそのデジタルアート作品に携わったアーティスト名、アート作品の内容、オークションハウス、オークションの日時と参加方法などは、今後発表する予定としている。

表面ではカーボンファイバーの織り目も確認できる