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スーパー耐久2022にカーボンニュートラル車続々参戦 水素カローラに加えスバル「BRZ CNF コンセプト」、トヨタ「GR86 CNF コンセプト」、マツダ「MAZDA2 Bio コンセプト」

2022年2月16日 発表

スーパー耐久シリーズ2022 年間エントリーリスト(暫定)

 スーパー耐久機構事務局は2月16日、スーパー耐久シリーズ2022の暫定年間エントリーリストを公開。合わせて、2月23日に富士スピードウェイで実施する公式テストの参加リストを公開した。

 マツダ、トヨタ、スバルの参戦が予告されていた注目のST-Qクラスの年間ノミネートには、トヨタ(ORC ROOKIE RACING)の28号車「ORC ROOKIE GR86 CNF Concept」と水素エンジン車となる32号車「ORC ROOKIE Corolla H2 Concept」、マツダ(MAZDA SPIRIT RACING)の55号車「MAZDA SPIRIT RACING MAZDA2 Bio concept」、スバル(Team SDA Engineering BRZ CNF Concept)の61号車「BRZ CNF Concept」のノミネートが確認できる。

 そのほかST-Qクラスでは、TBN(to be nominated)と、残り1チームの参加の可能性がある。

 2021年11月13日に川崎重工業、スバル、トヨタ自動車、マツダ、ヤマハ発動機の5社が共同で発表した、カーボンニュートラル実現に向け、内燃機関を活用した燃料の選択肢を広げる挑戦の中で、スバル、トヨタ、マツダはカーボンニュートラル燃料を使用しスーパー耐久シリーズに参戦することを予告。

 2022年シーズンのスーパー耐久シリーズのST-Qクラスに、マツダは次世代バイオディーゼル燃料を使用するSKYACTIV-D1.5搭載車で、スバルとトヨタはバイオマスを由来とした合成燃料を使用する新たな車両を投入し、スバルはBRZをベースとした車両、トヨタはGR86をベースとした車両で参戦することを予告していた。

 同記者会見の中で、トヨタ自動車 代表取締役社長 豊田章男氏は、3気筒1.4リッターターボエンジンを搭載するGR86で参戦することを明らかにしており、その28号車「ORC ROOKIE GR86 CNF Concept」は、2月23日の公式テストへ参加が予定されている。

2021年11月13日に開催された川崎重工、スバル、トヨタ、マツダ、ヤマハ発動機 共同記者会見
スーパー耐久シリーズ2022 富士スピードウェイ公式テストのエントリーリスト