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アプリリア、初のアーバンアドベンチャースクーター「SR GT 200」 最新のi-getエンジンを搭載し55万円から
2022年2月17日 17:27
- 2022年2月18日 発売
- 55万円~56万1000円
日常的からロングツーリングまで走る楽しみを追求した1台
アプリリア(ピアッジオグループジャパン)は、日常における小さな冒険も楽しめるアーバンアドベンチャースクーター「SR GT 200」を2月18日に発売する。価格はスタンダードグラフィックモデルが55万円、SPORTグラフィックモデルが56万1000円。6月頃より順次納車となる。
アプリリア初のアーバンアドベンチャースクーターとなるSR GT 200。都市部での日常的なライディングはもちろん、長距離や郊外の道でもとことん走る楽しみを追求し、またエンデューロバイクの世界にインスパイアされた装備によって、あらゆる状況において理想的なパートナーとなるように設計されているという。
また、コンパクトGTスクーターではトップレベルの175mmという最低地上高が大きな特徴で、これにより路面の凹凸を簡単に乗り越える高い走破性を実現。この特徴とトレールタイプのトレッドパターンを備えたアドベンチャータイヤにより、石畳や路面電車の線路、マンホール、路面のくぼみ、アスファルトの凹凸といった障害物が多い街中ではもちろんのこと、アスファルトを離れ、ダート路面を大胆に走るようなエキサイティングな旅にも対応。また、9Lの燃料タンクにより長距離移動も可能で、約25Lのシート下収納スペースには、荷物を収納することが可能。さらに、33Lの大容量アルミ製トップケースなどのアクセサリーを追加することができる。
そして、これらの要素にアプリリアならではのスポーツデザインを融合させ、スタート&ストップシステムを搭載した最新のi-getエンジン、フルLEDライト、液晶インストルメント、アプリリリアMIA通信システム(オプション)などの装備により、クラストップレベルのパフォーマンスを実現しているという。
カラーバリエーションは、スタンダードグラフィックモデルは「アプリリアブラック」「ストリートグレー」「インフィニティブルー」の3色、SPORTグラフィックモデルは「レッドレースウェイ」「イリジウムグレー」「ストリートゴールド」の3色で、赤いペイントが施されたホイールと、黒とグレーのツートンカラーのシートに赤いステッチなどレースのディテールが組み合わされるほか、フットボードパネル側面には「aprilia」のロゴ、カウリングの両サイドにはアプリリアの大きな「a」が配される。
スポーティなルックスながらロングランでもリラックスして走れる仕様
コンパクトで張り出しが少ないサイドビューは、ダイナミックなラインでスポーティさを強調しつつ、フロントとリアをつなぐセンタートンネルには燃料タンクを備えることでモーターサイクルのようなルックスを実現。さらに、ライセンスプレートをボディではなく、リアホイール側に装着することでテール部をよりアグレッシブに仕上げている。
走る楽しさに重点を置き、従来のコンパクトGTスクーターに比べ、よりアクティブなライディングポジションなのが特徴。人間工学に基づいて設計されたフットボードは、通常のポジションよりも足を前方へ出すフォワードポジションを取ることができ、長距離走行でも疲れにくい、リラックスしたライディングスタイルを可能としている。
大型の液晶ディスプレイには全ての車両データに加え、さまざまな情報が表示され、左手のコントロールスイッチボックスにある「MODE」ボタンで各種設定の選択を可能としている。また、オプションのアプリリアMIA通信システムを追加すると、スマートフォンと車両をBluetooth接続でき、ディスプレイに電話やメッセージの着信を表示することが可能となる。
SR GT 200は、高強度スチールパイプを使用したダブルクレードルフレームに、特別開発のロングトラベルサスペンションが組み合わせられるほか、フロントには33mm径のインナーチューブに122mmのストローク量を備えたショーワ製フロントフォークを採用。リアサスペンションにはコイルスプリングと5段階調整可能なプリロードを備えたストローク量102mmのダブルアクション型ショーワ製ツインショックアブソーバーを装備している。
搭載されるエンジンは、8500rpmで最高出力13kW(17.4HP)、7000rpmで最大トルク16.5Nmを発揮する新型174cc単気筒。あらゆる状況下において粘り強く、優れたピックアップ性能、スムーズな乗り心地を実現。また、RISS(Regulator Inverter Start & Stop System)というスタート&ストップシステムを搭載。従来のエンジンスターターを廃止し、クランクシャフトに直接取付けた「ブラシレスモーター」を採用したことで、再スタート時の静粛性、軽量化と信頼性、低燃費など多くの恩恵があるという。
アプリリア「SR GT 200」主要諸元
エンジン:4ストローク 水冷単気筒 SOHC 4バルブ
総排気量:174 cc
最高出力:13kW(17.4HP)/8500rpm
最大トルク:16.6Nm/7000rpm
トランスミッション:オートマチック(CVT)
フレーム:ダブルクレードル 高張力スチールパイプフレーム
サスペンション(フロント):Φ33mm油圧テレスコピックフォーク
サスペンション(リア):スプリングプリロード調整式 油圧ツインショック
ブレーキ(フロント):油圧式Φ260mm ウェーブディスクブレーキ、ABS付
ブレーキ(リア):油圧式Φ220mm ウェーブディスクブレーキ
タイヤ(フロント):110/80-14
タイヤ(リア):130/70-13
ボディサイズ:1920×765×1295mm(全長×全幅×全高)
最低地上高:170mm
シート高:799mm
ホイールベース:1350mm
車両重量:148Kg
燃料タンク容量:9L