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JAF、猫がエンジンルームなどに入り込んでしまうトラブルを注意喚起 1月には21件発生

2022年2月22日(猫の日) 発表

2021年にJAF公式Twitterで投稿したおすすめの「猫ばんばん」の内容

猫の命を守るのと同時にクルマの故障も回避できる「猫ばんばん」

 JAF(日本自動車連盟)は猫の日である2月22日、1月1日~31日にかけて発生した「猫がクルマに入り込んだことによるトラブル」の救援要請件数を発表した。

 1月の1か月間で、ドライバーから「エンジンルームに猫が入り込んでしまった」とロードサービスを要請があった件数は全国で21件。このうち、エンジン始動後に気づき救援要請されたと明確に分かるものは11件あったという。

 猫が入り込んでいることに気づかずエンジンをかけてしまうと、エンジンベルトなどに巻き込まれる場合があり、猫が命の危険にさらされるのはもちろんのこと、クルマの故障(ベルトの切れ、外れなど)にもつながる。

 そこでJAFは、猫の命を守るためにも、乗車の前はボンネットなどエンジンルーム付近をやさしく叩くことと、反応した音がしないか耳をすませることの実践を推奨している。ただし、ボンネットを叩くいわゆる「猫ばんばん」は有効だが、万能ではなく、叩いて出てくるかは“個猫差”があるとしてい、叩いたあと猫の声や気配を感じたらボンネットを開け、中まで確認することも訴えている。

エンジンルームに入り込むのは暖かいからだけではない!?

 猫は寒い冬に暖かい場所を求めてエンジンルームに入り込むと思われがちだが、JAFには1年を通して猫がクルマに入り込むトラブルの救援要請があるという。猫は暖かい場所だけでなく狭い場所も好むため、風雨が入りにくく暗く狭い空間であるエンジンルームは、警戒心の強い猫にとっては安心できる場所になるのではないかとして、冬場に限らず注意するよう呼びかけている。

 また、子猫は小さな体ですきまに入り込みやすいので、子猫が生まれる季節も注意が必要としている。