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東京スバル、SUPER GT参戦の井口選手とコラボした特別仕様車「レヴォーグ Takuty Special Edition」

編集部：北村友里恵

2022年3月3日 08:00

2022年3月3日発表
496万1000円～577万5000円

井口卓人選手とコラボレーションした東京スバル限定特別仕様車「レヴォーグ Takuty Special Edition」

井口選手が「大人なカスタム」を目指して選んだパーツを装着。見た目だけでなく走りも納得の特別仕様車

　東京スバルは3月3日、SUPER GT 2021 GT300クラスシリーズチャンピオン記念特別仕様車「レヴォーグ Takuty Special Edition」を発表した。価格は496万1000円～577万5000円で、販売台数は30台限定。販売は東京スバルの新車取扱店舗のみの限定となる。

　この特別仕様車は、SUPER GTのGT300クラスにSUBARU BRZで参戦する井口卓人選手と、井口選手を年間スポンサードする東京スバルがコラボレーションし、「大人なカスタム」をコンセプトに井口選手が選んだパーツを装着したモデル。レヴォーグの特性を生かしながら、上質な走りを求め、井口選手セレクトという特別感を与えた。

　かねてより井口選手は東京スバルとの関わりがあったといい、“ディーラー独自のモデルを作れたらいいよね”というきっかけから、企画がスタート。東京スバルには、STIパーツから社外パーツまで幅広く取り扱う「スバルカスタマイズショップ立川」があり、カスタマイズの専門スタッフがいるため、バランスのよいカスタマイズが可能になったとのこと。

　井口選手は今回の特別仕様車に試乗した際、「すごくいい。これに乗って帰りたい」ととてもうれしそうに話していたのが印象的だった。また、「台数は限定されますけど、皆さんの手元に届くのだと思うとうれしい気持ちでいっぱいです」と話していた。

SUPER GT GT300クラスに参戦する井口卓人選手

レヴォーグ Takuty Special Editionの仕様

　ベースとなるモデルは水平対向4気筒 1.8リッター直噴ターボを搭載する「レヴォーグ STI Sport EX」と、水平対向4気筒 2.4リッター直噴ターボを搭載する「レヴォーグ STI Sport R EX」から選択可能。

　仕様は、STIパーツの「フロントアンダースポイラー」「サイドアンダースポイラー」「リアサイドアンダースポイラー」「リアアンダースポイラー」を装着するとともに、同じくSTIの「フロントグリルLEDエンブレム」「LEDサイドシルプレート」を標準装備することで特別感を演出。さらに通常ではオプションとなる「SUBARU W DIAMOND KeePer」を標準で施工する。

　加えて、フロント/リアにPROVA「クロスメンバーカラー」「モーションコントロールビーム」をそれぞれ装着するとともに、ホイールサイズを19インチにアップ。アルミホイールはENKEI「GTC02」に変更し、タイヤを225/40R19サイズのダンロップ「SP SPORT MAXX 050＋」とすることで、走りの質感を高めた。

　そのほかにもオリジナルアイテムとして、Takuty×LIBERALのシフトノブ、Takuty×伊の蔵・レザーのキーケース＆インテリアレザーマット（車名＋シリアルナンバー入り）を装着。納車時には、車体など好きな場所に貼ることができるTakutyのデカール（白黒2枚×3セット）が渡される。

SUPER GT 2021 GT300クラスシリーズチャンピオン記念特別仕様車「レヴォーグ Takuty Special Edition」

ベースとなるモデルは「レヴォーグ STI Sport EX」「レヴォーグ STI Sport R EX」

「エアロパッケージ」としてSTIパーツの「フロントアンダースポイラー」「サイドアンダースポイラー」「リアサイドアンダースポイラー」「リアアンダースポイラー」をセットで装着

撮影車のフロントグリルにはないが、販売される際にはSTIのエンブレムが付く

アルミホイールはENKEI「GTC02」に変更され、19インチにアップ。タイヤは井口選手をスポンサードしているダンロップの「SP SPORT MAXX 050＋」（225/40R19）を装着

純正パーツやSTIパーツ以外にも、PROVA「モーションコントロールビーム」などを装着している

ステッカーはボディには貼らず、納車時に渡されるため、クルマに貼る以外にも好みに応じて活用できるとのこと。撮影車は左右のフロントフェンダー、リアゲートに貼られていた

通常はオプションとなる「SUBARU W DIAMOND KeePer」は標準で施工

インパネ、シートは通常モデルからの変更はなし

LIBERALのシフトノブにはイラストが描かれる

STIのLEDサイドシルプレートを標準装備

フロントのみLEDでSTIのエンブレムが照らされる仕様

オリジナルのレザーキーケース。レザー製品はすべて伊の蔵・レザーのもの

シリアルナンバーが刻印されたインテリアレザーマットを用意

レヴォーグの車名が入るインテリアレザーマット。ドリンクホルダー部分にもレザーマットが敷かれる

　井口選手に特別仕様車について話を聞いたところ、「皆さんが選んで付けられるパーツを選び、それがディーラーで買えること」がポイントだとしつつ、普段のレースでの走りの安心感や、思い通りの操作ができるといったところにこだわって、さまざまな面でのバランスをとりながら、妥協できない部分は妥協せずに、思い通りに動くレヴォーグに仕上げることができたとのこと。

　また、足下を黒で統一して引き締めることで、“派手さはないけれどもカスタムをちゃんとしている”というイメージに仕上げ、テーマとなる大人なカスタムができたのではないかと語った。

　井口選手は、「クルマの開発には（直接）関わっていないのですが、一緒にいいクルマの味作りをして、それができました。ずっと進化をし続けているので着地点はないのですが、今回東京スバルさんと新しい挑戦ができて、僕もいろんなことをやりながら経験を積んでいく中で、一緒にもっといいクルマをどんどん作っていけるといいと思います。今後も第2弾、第3弾と、東京スバルさんと一緒にお客さまに楽しんでもらえるようなクルマを提供していけたらと思います」と今回のレヴォーグ特別仕様車について話しつつ、早くも次の企画への意欲をみせてくれた。

　なお、車両は3月3日～5日に東京ビッグサイト（東京都江東区）で開催される「東京マラソンEXPO 2021」での展示が予定されている。東京マラソンEXPOへの参加方法など、詳しくは公式Webページをご確認いただきたい。