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TOYO TIRE、新チーム体制と「GRスープラ GT4」でニュルブルクリンク24時間耐久レースに挑む

2022年3月11日 発表

参戦車両のトヨタ「GRスープラ GT4」

過酷な耐久レースでレースタイヤの開発とブランド訴求を図る

 TOYO TIREは3月11日、ドイツのニュルブルクリンクで5月26日~29日にかけて開催される「ニュルブルクリンク24時間耐久レース」(正式名称:50th ADAC TOTAL 24h-Rennen)、および3月26日に同サーキットで開幕する「NLS耐久シリーズ」(正式名称:Nürburgring Langstrecken Serie)への参戦を発表した。

 TOYO TIREが欧州でのレース活動の中心として取り組んでいるニュルブルクリンク24時間耐久レースは、世界でも過酷な耐久レースとして知られているレースのひとつ。この耐久レースが開催されるニュルブルクリンクは、ラインラント=プファルツ州(ドイツ)のニュルブルクに位置する全長約25kmのサーキットで、GPコースと呼ばれる約5kmの通常サーキットと、ノルドシュライフェ(北コース)と呼ばれる約20kmのサーキットで構成される。

 特に北コースは、約300mの高低差があり、170か所を超えるコーナーや外側の傾斜面を高くしたヘアピンカーブが設けられている。また、山間部特有の急な天候変化に見舞われやすく、このコースを24時間走るこのレースには、自動車やタイヤの総合的な性能を追求する場として多くのメーカーが参戦していることでも知られている。

参戦車両とドライバー

 TOYO TIREは2022年から参戦体制を刷新し、ニュルブルクリンク近郊で10年以上に渡りレース活動および車両製作を手がけているレースチーム「Ring Racing」とパートナーシップ契約を締結。Ring Racingが投入するトヨタ「GRスープラ GT4」向けにレースタイヤの開発・供給を行なうことで、TOYO TIRESブランドの訴求も図るのが狙い。

 また、ニュルブルクリンク24時間耐久レースに参戦するドライバーをコースに慣れさせることや、マシンの実戦テストのために、同サーキットで行なわれるNLS耐久シリーズにも出走する予定という。