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DS、フラグシップサルーン「DS 9」 PHEVモデルとガソリンモデルを用意して価格は630万円～
2022年3月17日 10:00
- 2022年3月17日 発売
- 630万円～787万9000円
DSオートモビル（Stellantisジャパン）は3月17日、フラグシップサルーン「DS 9」を発売した。価格は630万円～787万9000円。
DS 9は、EMP2プラットフォームをDS 9専用にバージョンアップしたものをベースとしており、乗り心地、静粛性、衝突安全性能などに優れたモデル。パワートレーンのラインアップは、プラグインハイブリッドシステム「E-TENSE（イーテンス）」を搭載するPHEVとガソリンエンジンの2種類を用意している。
| モデル | エンジン | 変速機 | 価格 |
|---|---|---|---|
| DS 9 RIVOLI | 直列4気筒 1.6リッターターボ | 8速AT（EAT8） | 6,300,000円 |
| DS 9 OPERA | 6,999,000円 | ||
| DS 9 RIVOLI E-TENSE（受注生産） | 直列4気筒 1.6リッターターボ＋モーター | 8速AT（e-EAT8） | 7,180,000円 |
| DS 9 OPERA E-TENSE | 7,879,000円 |
DS 9のボディサイズは4940mm×1855mm×1460mm（全長×全幅×全高）、ホイールベースは2895mm。車両重量はPHEVモデルで1930kg、ガソリンエンジンモデルで1640kg（ともにOPERA）となる。
フォーミュラEのテクノロジーを用いたE-TENSEを用いるPHEVモデルでは、最高出力147kW（200PS）/6000rpm、最大トルク300Nm/3000rpmを発生する直列4気筒 1.6リッターターボエンジンと、フロントに最高出力81kW（110PS）、最大トルク320Nmを発生するモーターを搭載し、ユニットトータルで250PS/360Nmを発生。リアシート下に搭載される15.6kWhのリチウムイオンバッテリにより、エレクトリックモードでは61km（欧州WLTCモード）のゼロエミッション走行を可能としている。満充電に要する時間は、3kW/200Vで約5時間、6kW/200Vで約2.5時間となる。
また、ガソリンエンジンモデルは最高出力165kW（225PS）/5500rpm、最大トルク300Nm/1900rpmを発生する直列4気筒 1.6リッターターボエンジンを搭載する。
PHEVモデルとガソリンエンジンモデルの両モデル共通で、ラミネーテッドガラスの使用箇所の拡大、フロントバルクヘッドやホイールハウスなどの各部遮音の強化などを実施。ダイナミズム性能においても、エンジンマウントにクレードルタイプのものを採用し、制振、静音化とともにエンジンの位置決めをより強固にするとともに、フロントサスペンションアームを鋼板プレス構造からアルミ合金鍛造に変更。ステアリングラックも専用品とするなど、フロント部分のさらなる強化・バージョンアップにより、滑らかで繊細なステアリングフィールと意のままの味わい深いコーナリングを実現した。
テクノロジー面においては、マルチパーパスカメラで前方20mまでの路面を常時画像解析し、路面状況に応じて4輪の電子制御ダンパーをフィードフォワード（先読み）制御する「DSアクティブスキャンサスペンション」、赤外線カメラで夜間の視界をサポートする「DSナイトビジョン」、ドライバーの視線や顔の動きをモニターし注意を促す「DSドライバーアテンションモニタリング」、6つの配光モードを備え左右方向にも照射する「DSアクティブLEDビジョン」、駐車可能なスペースを検知し必要なステアリング、アクセル、ブレーキ、シフトチェンジ操作のすべてをサポートする「DSパークパイロット」など、DSオートモビルがこれまで「DS 7 クロスバック」「DS 3 クロスバック」で採用してきたすべてを標準装備している。
ボディカラーは「クリスタル パール」「ブルー ミッドナイト」「ブラン ナクレ」「ノアール ペルラネラ（受注生産）」の4色を用意。インテリアはそれぞれOPERAが「アールルビィ」、RIVOLIが「バサルトブラック」となる。
