スズキとSkyDrive、「空飛ぶクルマ」で協定締結 機体開発、製造・量産体制、インド市場開拓などについて検討開始

　スズキとSkyDriveは3月22日、「空飛ぶクルマ」の事業化を目指して連携協定を締結したと発表した。連携協定では、機体開発、製造・量産体制、インド市場開拓等について検討が開始され、「空飛ぶクルマ」の社会実装実現を目指し、2者間で事業・技術連携を行なうとしている。

　具体的な検討内容は、機体開発及び要素技術の研究開発、製造・量産体制および計画、スズキの四輪・二輪・マリンに「空飛ぶクルマ」を加えた新しいモビリティの具体化、インドを中心とした本件対象の海外市場開拓としている。

連携協定締結の背景

　SkyDriveでは、現在2人乗りの機体を開発中で、2025年の大阪・関西万博開催時の大阪ベイエリアでのエアタクシーサービスの実現、ならびに各地域での事業展開を目指していて、自動車同様の世界最小のコンパクトで電動の「空飛ぶクルマ」の製造を目指して開発を推進している。

　一方、スズキはコンパクトカーの製造・販売を得意としており、スズキとSkyDriveは、相互の連携を図ることで、四輪・二輪・マリンにつづく、新しいモビリティ「空飛ぶクルマ」への事業参入を検討していく。

　今後、両社は事業・技術連携を行なう事で、技術の研究開発、製造・量産体制の計画、インドを中心とした海外市場開拓を推進し、カーボンニュートラルへの取り組みも推進していくとしている。