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全日本ロードレース選手権ライダーの加賀山就臣氏、東京モーターサイクルショーのスズキブースで引退発表

2022年3月25日~27日 開催

「Team KAGAYAMA」の加賀山就臣氏

 東京ビッグサイトで3月25日に開幕した「東京モーターサイクルショー2022」。スズキブースでは、全日本ロードレース選手権シリーズのライダーとして活動を続けてきた「Team KAGAYAMA」の加賀山就臣氏によるステージイベントが開催され、加賀山氏から全日本ロードレース選手権ライダーからの引退が発表された。

 2022年シーズンの加賀山氏は、新チーム「YOSHIMURA SUZUKI RIDEWIN」の代表・監督に就任することが発表されており、新チームはヨシムラとTeam KAGAYAMAがタッグを組み、スズキの協力のもと、チーム名を『YOSHIMURA SUZUKI RIDEWIN』として全日本ロードレース選手権「JSB1000クラス」へ参戦。ライダーは渡辺一樹選手を起用。マシンはヨシムラSUZUKI GSX-R1000R、タイヤはブリヂストンを使用する。

 加賀山氏は、15歳の1990年よりレース活動を開始し、18歳でスズキワークスに入りマシン開発を担当。1995年から全日本選手権への参戦、2007年には鈴鹿8時間耐久で優勝。2010年までヨーロッパを拠点とし海外開催のレース活動を続け、2011年より「全日本ロードレース選手権シリーズ」を主戦場としてレース活動を続けてきた。

 新チームの代表・監督として新たなシーズンを迎える加賀山氏は「今日はこうやって、スズキのブースで喋らせてもらうことで伝えたかったのは、やっぱり32年のライダー、レーシングライダーというところに、ひと区切りして、全日本から卒業して、まだまだ乗り続けたかったけれども、ひと区切りつけて、それを皆さんに伝えたくて、こういう場を用意していただきました。この場を作ってくださったスズキ株式会社の皆さん、ありがとうございました、32年間レーシングライダーを支えてくれて、本当にいい思い出、痛い思い出もいっぱいありますけど、いい思い出でいっぱいです。これからは、業界を支える監督だったり、支援する側として2輪により深く関わっていきたいので、まだまだ加賀山就臣セカンドステージを頑張っていきますのでよろしくお願いします」との意気込みを話した。

スズキブースで開催されたトークスステージ