ニュース

横浜ゴム、低燃費性能重視型トラック用オールシーズンタイヤ「ブルーアース 711L」先行発売

2022年4月中旬 発表

オープンプライス

横浜ゴムは低燃費性能重視型トラック用オールシーズンタイヤ「ブルーアース 711L」を発売する

 横浜ゴムは、低燃費性能重視型トラック用オールシーズンタイヤ「BluEarth 711L(ブルーアース・ナナイチイチエル)」を、4月中旬より先行販売する。サイズは275/80R22.5と245/70R19.5の2サイズで、価格はオープンプライス。

 今回発売するブルーアース 711Lは、「YOKOHAMAのトラック用タイヤ史上最高の燃費性能に到達した商品」としている。高速道路を走行する割合の高いユーザーの輸送コストを削減し、剛性を高めた新開発トレッドパターンに加え、新規のコンパウンド配合と独自の混合技術によって、オールシーズンタイヤ「710R」に対して転がり抵抗42%低減を実現した。

 一般的にトラック用タイヤに低燃費仕様のトレッドコンパウンドを採用すると耐摩耗性能が低下するが、新たに開発したコンパウンドの採用により、従来品「ZEN 702ZE-i」と同等以上の耐摩耗性能を有し、かつ耐偏摩耗性能、ウェット性能、雪上性能や静粛性についても同等の性能を確保したという。

 また、新開発のトレッドパターンでは、センター部にブロック密集レイアウトを採用。サイプと細溝で分断されたブロックがスクラムを組むようにお互いを支え合うことで、排水性を確保しつつ、タイヤが接地する際のブロック変形を抑制。またトレッドコンパウンドでは、ZEN 702ZE-iに比べてシリカの配合量を大幅にアップするとともに、その効果を最大限に発揮させるために、新規のポリマーを採用し、かつ新しい混合技術の開発も行なったとしている。

 今回の「ブルーアース 711L」は、国内向け大型トラック用タイヤとして初めて「ブルーアース」を冠したタイヤとなっている。

性能比較データ
新開発トレッドパターン
新開発コンパウンド