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トヨタ、「シエンタ」計25万9991台をリコール エンジン破損で走行不能になるおそれ

2022年4月13日 発表

 トヨタ自動車は4月13日、「シエンタ」計25万9991台のリコールを国土交通省に届け出た。対象となる車両の製作期間は2015年5月7日~2022年3月12日。不具合件数は27件で、事故は発生していない。

 不具合は、ハイブリッド車のカウルルーバにおいてサービスホールカバー部の防水性能が不適切なため、経年で防水性が低下し、多量の雨水等がかかった場合に水がエンジンのインジェクタ取付部から燃焼室に浸入することがあるというもの。そのためコンロッドが変形して異音が生じ、最悪の場合、エンジンが破損して走行不能になるおそれがあるという。

 改善措置として、全車両ともサービスホールカバーに排水ガイドおよびフードにシールゴムを追加する。また、エンジンの燃焼室を点検し、異常がある場合はエンジンを新品に交換する。

 なお、このリコールは2019年6月26日付け届出番号「4521」で届出したもので、新たに原因が判明したため、対象を拡大して届出するもの。