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トヨタ、スープラを一部改良しRZグレードに新開発6速マニュアルトランスミッション設定
2022年4月28日 13:00
- 2022年4月28日 発表
新開発6速MTが新設定されたスープラの一部改良
TOYOTA GAZOO Racing(トヨタ自動車)は4月28日、運動性能の進化、RZグレードへの6速MT新規設定などの、スープラの一部改良内容を発表した。2022年夏ごろより商談受付を開始し、秋ごろから日本の顧客に届ける予定としている。
現行の5代目スープラは2019年5月17日に発売。BMWとの共同開発で17年ぶりに復活したFRスポーツカーになる。直列6気筒 3.0リッター直噴ターボのRZ、直列4気筒 2.0リッター直噴ターボのSZやSZ-Rと3グレードを展開していたが、トランスミッションはいずれも8速ATだった。
今回の一部改良ではRZグレードに、新開発の6速MT搭載モデルを新設定。この6速MTは、コンピュータがドライバーのクラッチ、シフト操作に合わせて最適なエンジン回転数になるよう制御するiMTを採用しており、シフト操作時に自動ブリッピング、ドライバーの意を汲んだスムーズで気持ちの良いスポーツ走行に貢献するという。また、マニュアルトランスミッション専用の室内サウンドチューニングにより加速時の盛り上がりを演出している。
全グレードでシャシー性能を熟成
一部改良においては、シャシー性能をさらに熟成させることで、運動性能に磨きをかけた。全グレード共通で、AVS(Adaptive Variable Suspension)の制御、アブソーバーの減衰特性チューニングにより、ロールバランス、乗り心地性を向上。スタビライザーブッシュの特性変更により、操舵初期の応答性を向上。シャシー制御系(AVS、EPS[Electric Power Steering]、VSC[Vehicle Stability Control])の見直しにより、操舵フィーリング、限界域でのコントロール性向上を図っている。
ボディカラーとして、全グレード共通でボルカニックアッシュグレーメタリックと、ドーンブルーメタリックを新たに設定。RZに台数限定で新規色マットアバランチホワイトメタリックを設定、RZグレードのメーカーオプションとしてタンカラー内装を新たに採用している。
RZグレードのみではあるものの、GRヤリスやGR86と統一性を持たせつつ、スポーク形状や断面形状を見直すことより軽量化・高剛性化を両立し、性能向上と機能美を追求した新意匠鍛造19インチホイールを採用。質量は1本あたり1.2kgの軽量化を実現し、バネ下重量軽減による乗り心地性と操縦安定性の向上に貢献している。