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BMW、「3シリーズ セダン/ツーリング」の内外装刷新 フルデジタルのカーブドディスプレイ標準装備

2022年5月18日(現地時間) 発表

BMWが「3シリーズ セダン/ツーリング」のデザインを刷新した。写真はセダン

 BMWは5月18日(現地時間)、3シリーズのセダン/ツーリングのデザインを刷新したことを発表した。

 今回はスポーツ性能をさらに際立たせるために、フロントおよびリアエンドのデザインを大幅に変更。ダイナミックなライン、大きなエアインテークを持つフロントバンパー、さらにデザインを一新したヘッドライトとキドニーグリルは、新しくなった3シリーズに強い存在感を付与。標準装備となるフルLEDヘッドライトは、さらにスリムになったほか、デイタイム・ドライビング・ライトは逆L字型に配置され、調和の取れたモダンな外観を実現している。

セダン
ツーリング
ツーリング

 アダプティブLEDヘッドライトはオプション設定で、カバーの内側にブルーのアクセントがあるかで識別が可能。このアダプティブLEDヘッドライトにはコーナリングライト、マトリックスハイビーム、ダイナミックヘッドライトレンジコントロールなどの機能が搭載されている。

オプションのアダプティブLEDヘッドライト
フロントグリルの下にあるエアインテークはブレーキシステム冷却用

 また、フロントはキドニーグリルの下に配置されたブラックハイグロスのブレーキシステム冷却用エアインテークにより、洗練された雰囲気を演出する。

 リアまわりは、ボディカラーの塗装面の比率を高くして、すっきりとしたデザインに仕上げた。水平方向のラインとスリムなライトユニット、フレア状のリアホイールアーチが、ワイド感と筋肉質なスタンスを強調している。エグゾーストシステムのテールパイプフィニッシャーは、エンジンバリエーションによって直径が90mmまたは100mmが採用される。

 標準仕様でも大胆でスポーティな外観を備えている3シリーズだが、今回標準装備されたMハイグロス・シャドウライン・トリムによって、クオリティの高さをより強調し、セダンの全モデルには17インチのライトアロイホイールが標準仕様となった。

ワイド感のあるリアまわり

MスポーツパッケージProを初設定

 よりスタイリッシュでダイナミズムな「Mスポーツパッケージ」も設定。メッシュデザインのキドニーグリル、18インチ(オプションで19インチ)のMライトアロイホイール、台形テールパイプトリムのほか、ブラックハイグロスのMエクステリアミラーキャップを専用デザインとして採用した。

 新たに設定された「MスポーツパッケージPro」は、Mハイグロスシャドウライントリム、Mライトシャドウライン、Mスポーツブレーキシステム(レッドキャリパー)などを装備する。

 Mスポーツパッケージのカラーラインアップには、「スカイスクレイパー・グレー・メタリック」と「Mブルックリン・グレー・メタリック」を追加。また、特別塗装色として「フローズン・ピュアグレー・メタリック」と「フローズン・タンザナイト・ブルー・メタリック」が追加されたほか、約150種類のスペシャル・ペイント・フィニッシュの中から選択することも可能となっている。

湾曲ディスプレイを搭載した新デザインのコクピット

大型のカーブドディスプレイを採用した

 インテリアについても全面刷新を実施。ドライバーにフォーカスするために、ステアリング奥の12.3インチのインフォメーションディスプレイと、対角14.9インチのコントロールディスプレイが一体となり、フルデジタルで高解像度な1つのユニットになったカーブドディスプレイを標準装備。この湾曲ディスプレイの採用により、ボタンや操作系を大幅に削減し、タッチ操作や音声によるコントロールを実現している。標準装備の「3ゾーン調整機能付きオートマチック・クライメート・コントロール・システム」も、音声やタッチで操作が可能となっている。

多彩なパワートレーンを用意

 新型3シリーズはガソリンエンジン、48Vマイルドハイブリッド、プラグインハイブリッド、ディーゼルエンジンと多彩なパワートレーンを設定。トランスミッションは全車に8速ステップトロニックを装備すると同時にパドルシフトも採用。

 センターコンソールのコントロールパネルにある、8速ステップトロニックのセレクターレバーも新しいデザインに変更。コントロールパネルにはスタート/ストップボタン、iDriveコントローラー、ドライビング・エクスペリエンス・コントロールボタン、パーキングブレーキなどが配置されている。

コントロールパネル