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フォルクスワーゲン、「オビ＝ワン・ケノービ」とのコラボでライトサイドとダークサイドの2台の「ID. Buzz」を製作
2022年6月3日 13:00
- 2022年5月27日（現地時間） 公開
フォースを感じられる仕上がりの2台が登場
独フォルクスワーゲンは5月27日（現地時間）、同日より映像サービスのディズニー＋で配信が始まったスター・ウォーズのスピンオフ作品「オビ＝ワン・ケノービ」をイメージした特別な2台の新型バッテリEV「ID.Buzz」を公開した。
この2台は、新シリーズ「オビ＝ワン・ケノービ」との継続的なコラボレーションの一環として製作されたショーカーで、スター・ウォーズファンを魅了する「Light Side Edition（ライトサイド エディション）」と「Dark Side Edition（ダークサイド エディション）」が作られている。
5月26日～29日にカリフォルニア州アナハイムで開催されたファンイベント「スター・ウォーズ・セレブレーション」にサプライズで公開され、そこで行なわれた「オビ＝ワン・ケノービ」のプレミア上映会には、フォルクスワーゲンのブランドアンバサダーでもあるオビ＝ワン・ケノービ役のユアン・マクレガー氏も参加していたという。
フォルクスワーゲンとルーカスフィルムが初コラボ
フォルクスワーゲンのデザイナーは、この特別プロジェクトのためにルーカスフィルムと緊密な連携を取りながら、新シリーズの象徴的なキャラクターである「オビ＝ワン・ケノービ」と「ダース・ベイダー」からインスピレーションを得て、「ライト」と「ダーク」2つの側面を表現するスキンを作成。
テールゲートにあるID.Buzzのエンブレムも、標準的なフォルクスワーゲンのフォントではなく、スター・ウォーズの古典的な「Aurebesh」フォントで作成されている。同時にフロントフェンダーにもこの「Aurebesh」フォントでID.Buzzとレタリングされている。
ID.Buzz「ライトサイド エディション」
乗用タイプをベースにした「ライトサイド エディション」のロアセクションのカラーは、オビ＝ワン・ケノービのチュニックの色合いからインスピレーションを得たベージュを使用。アッパー部分の光沢のあるクロームは、スター・ウォーズの世界に登場する宇宙船やドロイドのデザインを参考にしたという。
サイドから前面、そしてヘッドライトまで続くブルーのラインは、オビ=ワンの青いライトセーバーを表現。また、ガラスとボディ下の照明もブルーで統一してある。サイドウィンドウとホイールのセンターキャップには、ジェダイ騎士団のロゴがあしらわれ、21インチホイールは、車体全体のデザインに調和するようにカスタマイズされている。
ID.Buzz「ダークサイド エディション」
ダークサイド・エディションのベースは商用車の「ID.Buzz Cargo」で、黒と赤の不吉な色合いを通してダークサイドを表現。ボディ下部は光沢のあるブラック、上部はマット（艶消し）ブラック塗装仕上げ。サイドラインやヘッドライト、ウィンドウは、ダース・ベイダーのライトセーバーをイメージした赤の色調でまとめられ、ボディ下のライトも赤色となっている。また、ユニークなデザインの21インチホイールのセンターキャップとサイドウィンドウには、ダース・ベイダーの所属するシス帝国のロゴがあしらわれている。
ルーカスフィルム副社長兼エグゼクティブ・クリエイティブ・ディレクターのダグ・チェイン氏は、「オビ＝ワン・ケノービとフォルクスワーゲンブランドが、どのようにクルマの上で融合できるかを探求する機会は、純粋に楽しいものでした。善と悪、光と闇というテーマは、必ずしもクルマに当てはめる概念ではありませんが、ID. Buzzとのコラボレーションにより、クルマが2人の象徴的なキャラクターのグラフィックになるユニークな機会になりました」と述べている。
また、フォルクスワーゲン デザイン責任者のJozef Kabaň氏は、「ルーカスフィルムとの緊密な連携により、時代を超越した機能的なデザインのID.Buzzと、細部にまでこだわった魅力的な世界観を融合させることができました」とコメントしている。