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フォルクスワーゲン、“ワーゲンバス”スタイルの新型BEV「ID.BUZZ」を3月発表 5人乗りとバンの2種類

2022年2月21日(現地時間)発表

新型BEV「ID.BUZZ」を3月9日に世界初公開

 独フォルクスワーゲンは2月21日(現地時間)、EV専用プラットフォーム「MEB」を採用した新型BEV(バッテリ電気自動車)「ID.BUZZ」を3月9日に世界初公開すると発表した。発表によると、5人乗車仕様とともにバン仕様(3名乗車)の「ID.BUZZ Cargo」の2種類が用意されるという。ID.BUZZ Cargoについては2023年にロングホイールバージョンを導入することも示唆した。生産は2022年の前半に始まり、ヨーロッパでは秋ごろに発売。米国への導入も予定している。

 ドイツではBulli、日本ではワーゲンバスと呼ばれる「Type II」を彷彿とさせるデザインが与えられた新型BEV。他のID.シリーズと同様に後輪駆動モデルとなり、82kWhのバッテリ、150kW/310Nmの電気モーターを搭載する。

 ボディサイズは4904×1985×1937mm(全長×全幅×全高。バンの全高は1938mm)、ホイールベースは2988mmとし、ID.BUZZでは広い室内空間によって5名乗車してもラゲッジスペースは1121Lの容量を確保しているという。

 ID.BUZZは現在、バルセロナ、パリ、ロンドン、アムステルダム、コペンハーゲン、ハンブルク、ハノーファーなどで日常の条件の下での最終テストを実行している段階としている。