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ダイハツ「コペン」20周年説明会を開催 「愛情たっぷりでこれからも続けさせていただきます」
2022年6月19日 21:01
- 2022年6月19日 開催
ダイハツ工業は6月19日、「コペン20周年説明会」を神奈川県鎌倉市の「Copen Local Base Kamakura(コペンローカルベース鎌倉)」で開催した。
説明会では、ダイハツ工業 取締役 営業CS本部長 武田裕介氏と、ダイハツ工業 くるま開発本部 製品企画部 部長 南出洋志氏が登壇。2代目コペン初となるTVCMを公開したほか、9月に発売される20周年特別仕様車がお披露目された。
武田氏は、「コペンはお客さまの夢と、私どもの夢を乗せる大切なクルマだと思います。ずっと続けたい。続けると思っています。お客さまにも愛してもらっているのですけれども、われわれにとってもかわいくてしょうがないというクルマなんです。20年のロゴもそうですが、愛情たっぷりでこれからも続けさせていただきます」と、コペンがユーザーだけでなくダイハツにとっても大切であり、愛すべきモデルであると力強く語った。
ダイハツ町1丁目1番地で新たなコペンの聖地を計画
最初に登壇した武田氏は、「まずは感謝をしたいと思います。コペンにお乗りのオーナーさま。また、オーナーではなくてもコペンを愛していただいているすべての方々と、これまで多くの皆さまに支えていただきまして、コペンはめでたく本日、生誕20周年を迎えることができました。本当にありがとうございます」と感謝を述べた。
続けて、「われわれは、地域と生活者に寄り添って暮らしを豊かにすることを使命のように考えます。“Light you Up”のスローガンのもとで、お客さま1人1人に真剣に向き合って、ものづくり、ことづくりを進めています。ダイハツのラインアップの中におきまして、このコペンは人々の気持ちを豊かにするクルマとしてとても大切だと考えております。コペンでドライブやツーリングをすることで、人生をより豊かにしていただきたいという想いを込めまして、“日々に余白を”というテーマでお客さまに発信をさせていただいております。加えて、モータースポーツを愛して、クルマの楽しさを追求されているお客さまにもコペンをお選びいただいております。今後は一層、ダイハツとしてモータースポーツの裾野を広げ、草の根活動に取り組んでまいりたいと思います。そして、コペンの生誕20周年を“走り出せ。小さなクルマにロマンをのせて。”というメッセージとともに、感謝と喜びを、皆さまと分かち合いたいと思います」と、ダイハツのクルマに対する想いと、コペンに対する想いを語った。
また、武田氏は2014年6月から“COPENと地元をつなぐ、ドライバーズカフェ”として営業しているコペンローカルベース鎌倉についても触れ、6月26日をもって閉店した後、次のステージへ向けて、ダイハツ町1丁目1番地に移転する計画であることが明かされた。
続けて登壇した南出氏は、コペン20年の歩みとして、2002年6月19日に発売された初代コペンは5万8000台、2014年6月19日に発売された2代目コペンは2021年末の時点で3万5000台が販売されたと紹介。初代コペンでは電動ハードドップオープンスポーツカーという市場を築き、2代目コペンではさらに「D-Frame」「DRESS-FORMATION」がもたらすモデルの広がりを実現し、「ローブ」「エクスプレイ」「セロ」を導入。2019年にはトヨタ自動車との連携により、「GR SPORT」も導入されたとコペンの歩みについて語った。
20周年特別仕様車については「オートサロンやモーターショーでいただけるお声や、このコペンローカルベース鎌倉でのオーナーさまとの会話の中から、一緒に祝う記念車を検討しました」と、開発のきっかけを明かした。
20周年特別仕様車のテーマは「上質」として、日本の四季折々の日差しによりさまざまな表情を見せる落ち着いたアイボリー色の本革シートを採用。フロントグリルのダイハツマークや、リアに筆記体の“Copen”といった初代コペンのロゴを復活させ、世界に1つだけのシリアルナンバーを付与するなど「20周年を祝うにふさわしい仕様を導入しています」と紹介した。
なお、20周年特別仕様車については、追って続報をお届けする。