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マツダ、「コネクティッドサービス」の安心・安全に関わる機能の無料期間を10年間に延長 料金体系を見直し
2022年6月30日 11:30
- 2022年6月30日 発表
安心・安全だけでなく快適・楽しむに関わる機能にも新プランを導入
マツダは6月30日、現在ユーザーに提供しているコネクティッドサービス全体の料金体系を見直して、「安心・安全」に関わる機能の無料期間を3年間から10年間に延長すると発表した。また「快適・楽しむ」に関わる機能も気軽に利用できる新プランを導入した。
商品や技術だけでなくサービス領域においても「ユーザーの人生を輝かせたい」と商品開発を行なっているマツダは、2019年9月から「安心・安全」「快適・楽しむ」の2つの機能群を軸にコネクティッドサービスの提供を開始。
サービス開始3年目を迎えるにあたり、ユーザーが長きにわたり高い安心感をもってカーライフを楽しめるようにと料金体系を見直し、「安心・安全」に関わる機能を初度登録後10年間無料に延長。9月発売予定の「CX-60」では、新たに装備される「ドライバー異常時対応システム（DEA）」と緊急時の自動通報機能「マツダエマージェンシーコール」の連携機能を追加するほか、ユーザーの愛車を見守り、快適に利用できる専用の「見守りプラン」が設定された。
また、現在コネクティッドサービスを利用していて当初の無料期間（初度登録から3年間）を経過したユーザーも、「安心・安全」に関わる機能は、初度登録後10年間までは引き続き無料で利用可能となる。加えて「快適・楽しむ」機能については、無料期間を終了した後はコンフォートプラン（有料）が用意されている。
マツダ 執行役員 国内営業担当の東堂一義志氏は、安心・安全をサポートする機能の10年無料サービスを柱とするコネクティッドサービス新プランの導入にあたり、「マツダは、人を中心に考えたクルマづくりと、お客さまに安心してカーライフを送っていただけるサービスの両面で、いつまでもクルマの運転を通じて自由な移動を楽しむことができる、安心安全な社会の実現を目指してまいります」と述べている。
コネクティッドサービス新プランの概要
初度登録後10年間無料の「安心・安全」機能
重大事故や急病など万一の場合、車載通信機から緊急通報と位置情報を発信し、オペレーターがユーザーに代わって救急・警察などを手配する「マツダエマージェンシーコール」、重大な故障が発生してしまった場合にオペレーターがサポートし、ロードサービスや修理の手配・相談ができる「マツダアドバイスコール」、専用アプリMy Mazdaでメンテナンス情報などを確認できる「コンディションモニター」、バッテリにやさしい使い方をMy Mazdaアプリへの通知や入庫の際の待ち時間を活用してアドバイスする「バッテリケア」、車両に対して不審な動きを感知し、バーグラアラーム（ホーンによる警報）が作動すると、作動要因とともにMy Mazdaアプリへ知らせる「バーグラアラーム通知」といった安心・安全機能が10年間無料で利用可能となる。
例えば、何かの警告灯が点灯して不安になった際も、My Mazdaアプリで情報が得られるほか、販売会社に相談もでき、いざという時もユーザーの不安軽減をサポートする。また、9月発売予定のCX-60のユーザーには、ドライバー異常時対応システムとの連携機能が追加され、ドライバーが意識を失うような緊急事態時に自動で緊急通報「マツダエマージェンシーコール」を行なうようになるとしている。
初度登録後3年間無料で4年目からは有償の「コンフォートプラン」となる「快適・楽しむ」機能
目的地をスマートフォン経由で車両に送信することができる「目的地送信」、My Mazdaアプリを使用することで、クルマの駐車位置を確認できる「カーファインダー」、燃料残量や走行距離などクルマの状態をアプリで確認できる「リモートモニター」、離れた場所からアプリでハザードランプの消灯やドアロックができる「リモートコントロール」、ドアロックをし忘れるとMy Mazdaアプリに通知が届く「うっかり通知」、離れたところからエアコンのON/OFF操作が可能なリモートエアコンや、充電残量をMy Mazdaアプリで確認できるリモートモニターなど、EV専用の機能を利用できる「EVサポート」も利用できる。
例えば事前に調べておいたドライブの目的地を「目的地送信」機能を使い、自宅に居ながらマツダの専用カーナビに設定しておくことで、ドライブ当日はスムーズに出発できるようになるほか、大きな駐車場でクルマを止めた場所を思い出せない場合、カーファインダー機能を使えばMy Mazdaアプリを通じて駐車位置を確認できるとしている。
基本機能 （初度登録後10年間無料）
マツダコネクトのソフトウェアを車載通信機経由で更新できる「ソフトウェアアップデート」と、利用中のクルマ（2021年10月以降に生産されたMAZDA3、CX-30、CX-60のみ）にリコール情報があった際にMy Mazdaアプリに通知する「リコール通知」も初年度登録から10年間は無料となっている。
9月発売予定の新型SUV「CX-60」向け機能
車両へのいたずらや盗難が発生した際に、警備会社からガードマンを派遣し、車両の状態確認・監視を行なう「マツダマイカーケア」、任意でクルマの速度や運転時間、走行エリアをMy Mazdaアプリに設定し、設定条件になるとMy Mazdaアプリにアラートを届ける「ドライバーケア」、クルマの空調システムと連携し、走行開始時の視界確保および快適な車内温度を確保する「リモートエンジンスタート」などが用意されている。
この「マツダマイカーケア」および「ドライバーケア」は月額330円で、CX-60向けの「見守りプラン」として提供。また「リモートエンジンスタート」は月額220円で、必要な時に必要な期間だけ利用できるサービス形態となる。
例えば、ドライバーケアなら家族のクルマが外出先から自宅近くに戻ってきていることを知らせてくれるので、帰宅に合わせて夕食を準備しておくといったことが可能になるとしている。
その他の機能
道路の地図データ（差分）を車載通信機経由で更新することが可能。ただし、別売りのナビゲーション用SDカードアドバンスの更新期限内のみ。
対象車種
マツダのコネクティッドサービスが利用できる車種は以下の通り。
・MAZDA3（2.0リッターガソリンエンジン/SKYACTIV-X含む、ディーゼルエンジン搭載車※2019年5月発売）
・CX-30（全車）
・MX-30（全車）
・CX-5（2020年12月の商品改良以降の全車）
・CX-8（2020年12月の商品改良以降の全車）
・CX-60（2022年9月発売予定）
