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メルセデス・ベンツ、新型バッテリEV「EQB」 最大7人乗りで航続距離最大520kmを実現する3列シートSUV
2022年7月14日 13:36
- 2022年7月14日 発売
- EQB 250:788万円
- EQB 350 4MATIC:870万円
メルセデス・ベンツ日本は7月14日、バッテリEV(電気自動車)第3弾となる「EQB」を発表、発売した。最大520km(WLTCモード)の航続距離を実現するとともに、7人乗りで積載性に優れ、家族や友人と過ごすあらゆるライフスタイルにフィットする、新しいコンセプトのEVとしている。価格は「EQB 250」が788万円、「EQB 350 4MATIC」が870万円。
日本導入される「EQB」は、「EQB 250」「EQB 350 4MATIC」の2モデルを用意。「EQB 250」は、フロントアクスルに新設計の永久磁石同期モーターが搭載され前輪を駆動する2WDモデル。「EQB 350 4MATIC」はフロントアクスルに非同期モーターを1基、リアアクスルに永久磁石同期モーターを1基搭載し四輪駆動を実現する4WDモデル。
EQBのボディサイズは4685×1835×1705mm(全長×全幅×全高)と日本の道路環境下において取りまわしのよいサイズでありながら、2830mmと長いホイールベースを活かした最大7名の乗車や大きな荷物も搭載できるなど日常の使い勝手も両立させた。
EQB 250の最高出力は140kW(190PS)、最大トルクは385Nm。EQB 350 4MATICの最高出力は215kW(292PS)、最大トルクは520Nmを発生。十分な加速力を持ちながら、従来の自動車からの乗り換えであっても違和感を感じないスムーズな制御が採用された。
4WDモデルのEQB 350 4MATICについては、前後アクスル間のパワーバランスを走行状況に応じて毎秒100回の頻度で高度に調整。リアの電気モーターをメインとして、フロントの電気モーターを高負荷時等にサポートとして使うことで電力量消費率を最適化すると同時に、フロントアクスルの非同期モーターの部分負荷域における引きずり損失を最小限に抑えることを基本思想とした。
高電圧バッテリはリチウムイオン電池を採用し、前後アクスル間のフロア部に搭載。容量は66.5kWhで、航続距離はEQB 250が520km、EQB 350 4MATICが468km。6.0kWまでの交流普通充電と、100kWまでの直流急速充電(CHAdeMO規格)に対応した。
EQBでは、EVでありながら、先進性の表現だけでなく、これまでのメルセデス・ベンツの特長である安全性、操縦安定性、快適性、利便性、品質などを高いレベルで実現させたとしている。